Ms.Nana’s Funniest stories in USA!〜アメリカの面白い話〜

アメリカで通算16年過ごしてきた私(Ms. Nana)がアメリカに住んで経験したこと、思ったこと、感じたことを面白くお伝えしようと、毎月のアバンティ通信に載せています。これをよんで少しでも、英語圏の人たちの考え方、アメリカでの暮らしをお子さんたちにも伝えていただいて、英語に対しての関心をふやしてもらえたらいいかと思います。

2011年

アバンティ通信2011年12月号〜今年を振り返って2011〜
Hello Everyone!今回はそれぞれのクラスの子供達の習熟度ついてお知らせしたいと思います。今年は特にphonics(以下phs)に力を入れていた成果が出て、レベル1〜2クラスはアルファベットのphsの音を聞いただけで、その音で始まる絵カードを取れるようになり、絵本を読み始めました。レベル 3以上のクラスは絵本をすらすら読め、本のLevel 1 (各レベル8冊) から始まってもうLevel 8に行っている子もいます。(近いうちにReading Marathonとして表を張り出しますのでご覧になってください!)レベル1クラスは半分が2〜3年目の子供達(現在年長〜1年生)で、名前、年齢、天気、自分の好きなもの、色などを何も見ずに自己紹介ができるのはもちろん、名前と歳は英語で書け、Rhyming Words(語尾が同じ発音の韻を踏む言葉)を読めて、He, Sheの使い方、複数形、家族の紹介などが言える。レベル2クラスは、去年始めたばかりの子供達が多いですが、Phs、Rhyming を覚え、本を読み始め、自己紹介、前置詞、複数形、時間などの言い方を覚え、言える。レベル3クラスは短い文の本をスラスラ音読できるようになり、ボードに書いた質問が読めて、分かって答えが書け、進行形、過去形, 三単現のS、自分の着ているものの言い方がわかる。レベル4クラスは、自分の行っている学校、学年, 誕生日、将来なりたいもの、好きな科目と理由など言えるようになり、また過去形、未来形の表現も習い、書くことができる。また、レッスン前にやる英検5級の語順問題も自分で考えてちゃんと正解できる。(今年5級の受験希望者3人合格しました!) みんなよく頑張っています!同じクラスでも、話すのが得意な子、読むのが得意な子、書くのが得意な子等の差はありますが、それもお家でどれだけやっているかまたレッスンに休まず来ているかの差が関係していると思います。お家で毎日少しずつ宿題をやって英語に触れている、おうちの方に毎日読みを聞いてもらっている等、している子はやっぱり、レッスンでも自信を持って、興味を持って集中できていると思います。そしてレッスンを休まないことでその内容をミスすることもなく、英語に触れる時間が減らず、わからなくなってレッスンに来たくない気持ちが出てきたりして集中力が切れたりと、逆に子供に負担がかかるようなことにはならないと思います。宿題ができていなくてもまずレッスンには来てください!この英語クラスでは楽しむことに重点を置いていますが、英語がわかる、話せた!読めた!書けた!その一つだけでも自信がついてくればそれだけで楽しくなると思います。保護者の方も根気よくご協力お願いいたします。Have a wonderful Merry Christmas & a Happy New Year !

アバンティ通信2011年11月号〜バースディ・パーティの話〜
Hello Everyone!  How’s it going? How’s your kid’s English?アメリカで子育てをしていた時、お友達ができればできるほど忙しいと思ったのが、お友達のBirthday Party(以下BP)。1才から小学3年生ぐらいまで、多くて一ヶ月に2〜3回、平均月1〜2回のペースでBPに呼ばれ、そのたびにプレゼントを買いに行くのですが、誕生日は盛大に祝い、楽しむものというアメリカ人の根本的な考え方からか、そのBPの様々ですごいこと!社会全体も子供達の誕生日のためにできるBPをビジネスにしていたりするので、パーテイ専門の大きなお店もあり、パーティー業界は一年中忙しい様です。子供達は誰かのために行くというよりは、毎回どんな楽しいことがあるんだろうと楽しみにして、ワクワクしながら行くような会です。簡単にお家に呼んで庭で遊んだり、プールに入ったり(サンディエゴではプールのあるお家は珍しくありません)して、ケーキを食べてというのもありますが、それでも、誕生日の子のお母さんがいろんなゲームを用意していてくれていたりします。
 以下、息子が行ったBPの一部を書いてみます。人が来てくれるものでは、マジック、ピエロ(いろんなゲームをやったり、フェイスペインティングをしてくれます)、サイエンス(科学実験をやらせてくれます)、 どこかに行ってやるものであれば、スポーツ(プール、バスケット、サッカー、体操、ボーリングなどでスタッフが楽しくやらせてくれる)、カーレース(本格的にガソリンを使って走る大人用レースカーで子供もできる) Pump it up(地上5メートルぐらいに膨らませた滑り台を中心に、滑って、跳んではねたりできる巨大なビニールの遊び場)、自分の家に来て(連れて来て) くれるものでは、大きい、機械で膨らませたビニールジャンピングハウス、鳥などの小動物を持って来てくれるアニマル・パーティなどです。初めてで一番驚いたのが、家の庭に馬を連れて来て子供達を乗せてくれたパーテイです!家に馬ですよ!すごかったです。
 我が家でやったパーティのなかの一つですが、いろんな爬虫類を連れて来てくれるBPで、中には息子の身長の2倍ぐらいの黄色い太い大きな大蛇がいて、息子はそれを体に巻いて喜んでいました!See you next month!

アバンティ通信2011年10月号〜児童英検と英検の話〜
Hello Everyone! ? How was your summer? ほんとに暑かった夏休みでしたね。どう過ごされましたか?遅くなりましたが6月に受けた児童英検の結果をお知らせいたします。生徒全員にはReport Card(個人成績表)とCertificate(賞状:成績証明書)が配られました。子供達、保護者の方の感想はどうでしたでしょうか?Bronze, Silver, Gold の段階のあるレベルで何%以上取れれば次のレベルにいける力がついているという目安が80%です。レッスンテキストレベル1以上、英語経験2年以上の受験者25人中、全レベルで80%以上は13人、(70%以上を合わせると20人)その中で90%以上は4人、という結果でした。なかなか良い結果だったと思います!*下記はアバンティ生徒の成績集計結果を全国と比較した表です。

平均正答率

アバンティ(最高点)

全国

全国受験者数

Bronze

78(97)

81

8,679

Silver

74(81)

75

8,083

Gold

76(90)

74

5,068

正答率の中で、@語句、A会話、B文章、C文字に分けて能力を見ていくわけですが、特筆すべきは文字正答率(文字を読む)がSilverの96% (全国88%) Goldは、90% (全国81%)と高平均点で全国平均をはるかに上回る結果だったことです。このテストは、アバンティでは保護者の方にも分かりやすく、進度の目安として受けてもらっているので、あくまでも、現在の実力を客観的に見るというのが目的です。80%というのは児童英検のレベルの目安であって、アバンティでの受験目的は実力が上がったかどうかを見ることです。1年経って上のレベルを受けて70%以上とれているということは実力が上がっているということで、確認ができ安心しました。*今年は新たに英語検定の準会場としてアバンティで初めて10月15日に実施されますが、この英検は年齢問わず、5級〜2級まで受けることができます。英検に興味のある方は保護者の方でもどなたでも受けられますし、本会場より受験料が安く、近くで受けられるという利点を考慮してあらゆる方に挑戦していただきたいと思います。児童英検と違い、合否の結果があり、3級以上は二次の面接がありますが、初年度は5級〜準2まで13人の子供達が挑戦いたします! 皆さん日ごろの実力を出し切って頑張ってくださいね!(^o^)/See you next month!

アバンティ通信2011年7月号〜サンディエゴの学校の話 就学後編〜
Hello Everyone! How are you? The rainy season is finally coming up!雨季の季節は、じめじめしていやですね。それに比べて逆に雨が降らず困っているサンディエゴの小学校の話を先月に引き続きお話したいと思います。カリフォルニアはいろんな国からの移民や駐在の子供達がいるので、それぞれの子供達の母国語は様々です。公立学校では英語を母国語としない子供達がスムーズに英語での勉強についていけるように、また上手にコミュニケーションが取れるように、授業外の特別クラスを設けていわば学校と家庭の橋渡しのような役割りをする、ESS(Extended Student Service)というサービスがあります。メキシコからの移民が多いので、スペイン語のバイリンガルの先生が多く、とても親切です。うちの長男もアメリカで生まれましたが、両親が日本人ということで、テストを受けさせられました。幸いESSを受ける必要はありませんでしたが、その手厚い対応に感心させられました。ハンデがある子供達のケアはもちろん、また逆に優秀な子供達のケアもあります。他の子供に比べ、ある科目に長けている生徒については、教師や親が推薦人となり、GATE(Gifted and Talented Education)というテストを受け、特別な長所を持つ子供達がそれを無駄なく伸ばすようにできるシステムがあります。優秀な生徒は2年生からGate(ゲイト)テストを受け、それに受かればその科目をその子に合わせた速さで、進んだ学習内容を受けられるという、優秀な子供にとっては足踏みをしないですむなんとも合理的なシステムです。こういうシステムが、まだ小学生の年の子が大学に行かれるような、天才を多く排出できる所以ではないかと思います。また個人主義のアメリカでは、個人的、宗教的な理由から学校には行かせず家でHome schooling (ホームスクーリング)として親やその他の人が教える方を選ぶ人もいます。どんな子供でも、その子供に合った勉学の方法を選べる、子供にも親にも選択肢があるということが、アメリカはさすが自由の国、個人主義の国だと感じさせられました。See you next month!

アバンティ通信2011年6月号〜発音について〜
Hello everyone! How’s everything? How’s your kid’s pronunciation? 英語教育に熱心な保護者の人たちが子供に英語を習わせたい理由は、今の時代、もちろん話せるようになって将来英語でコミュニケーションができるようになり、ネイティブのような発音で話せるようになること。子供がネイティブのように話せるようになるには、母国語のように小さいころからその言語をきかせることそして、言語の臨界期である9歳までに数年でも海外に住んでいたり、とにかく聞き、使ったりすることが十分にできていれば、ネイティブの発音になれる可能性はあるといわれます。実際子供の耳は本当に良く、柔軟で、聞き分けられたりまねたりするのが上手で、早くやればやるほどネイティブに近い発音ができるというのは、教えていても実感できることでもあります。

 
私が住んでいたサンディエゴは人種のるつぼで、近所にも、大学や、小中学校の先生にも発音は多少違うようでも、世界各国から教えに来ている人たちがいました。また日本のスーパーがあるほど日本人が多く、また何十年も住んでいる移民の方が多いですが、発音というと良く聞かないと日本語を話しているようなイントネーションで英語をペラペラ話していたりします。その反面、駐在でいやおう無しに連れて来られた子供達でも1年も経てば、ネイティブと変わらない発音で、流暢に話せるようになってしまいます。これは英語の環境に入った年齢と関係があり、言語の臨界期(後ほど通信にも書く予定ですが)に大いに関係があります。英語は早くやればやるほど、発音の上では効果があり、大人になってから習う場合とは雲泥の差があると思います。発音が良いに越したことはありませんが、しかし発音の良さが、英語を話せるということと同じではありません。知識を持った大人が英語を駆使して言いたいことをはっきり言え、伝えることが出来れば、また子供でもいいたい自分の意見を堂々と言えるようになり相手に分かってもらえればそれだけで会話は成り立ち、世界中の人とコミュニケーションをとることができるわけで、英語を話そう、自分の言いたいことを分かってもらいたいと思うことが一番大切で、発音は二の次です。皆さんも一生懸命日本語で話している外国人の方の話は多少発音が悪くても聞いてあげられますよね。世界中の人たちは発音には寛大です。それより英語で活躍するためには、日本語でも言いたいことをはっきり言えるように日ごろから子供達の会話力・発言力・積極性を磨いておくことが大事だと思います。みなさんはどう思いますか? See you next month!

アバンティ通信2011年5月号〜聞かせる 教育法?〜
 Hello everyone! How’s everything? 私の尊敬する方の一人にスズキメソード創始者の鈴木鎮一先生という方がおられます。スズキメソードはバイオリンを中心とした楽器の”母語教育法“という教育法で有名で、日本よりもむしろ海外の方で効果が認められ、現在世界46ヵ国に約40万人(特にアメリカでは絶大な人気)がこの方法で習っています。(ちなみにバイオリンの葉加瀬太郎さんはスズキメソード出身です) これはお母さんが毎日繰り返し話している言葉を赤ちゃんが自然に話し始めるように、音楽も、とにかくいい音楽を毎日たくさん聴いて、耳から育てていくという教育法です。なぜこの話をしたかというと、耳で聞くことが必要なこと(母語や楽器)は、算数や理科とは違い、聞くということで覚えていくことができる、つまり英語も同じことで、(聞く量が違うので)母国語まではいかないまでも聞くということは子供にとっては覚えるということで、単語はもちろんアクセントだったり、強弱だったり、イントネーションだったりを、耳で自然に覚えられ言うことが出来るようになるということです。鈴木先生は一つ、二つと、「つ」をつけて数えられる年齢の子供は脳が柔らかく何でも吸収できるとおっしゃっていますが、それはまさに「九つまで」という言語の臨界期にも匹敵する年齢で、それまでにたくさん聞かせることが音楽的(英語的)センス・能力を育てるということになります。英語を話すようにさせたければ、毎日コツコツと聞かせることが話すことにつながります。4月から新しいクラスも始まり、保護者の方にお願いしたいことの中にも書いてありますが、CD、CD-ROM、音楽CDなど聞くものすべてを使って、とにかく英語に慣れるように、毎日お家でたくさん聞かせてあげてください!よろしくお願いいたします。 See you next month!

※鈴木先生は音楽教育と同時に人間教育も目指しておられ、「人は環境の子なり」「どの子も育つ 育て方ひとつ」など、教育に関してとてもいい言葉を残しておられます。ちなみに、私の好きな言葉で、英語を習うにあたっても必要なこととして、以前アバンティ通信でも使わせていただいた「急がず、休まず、諦めず」は鈴木先生のお言葉でした。HPは(http://www.suzukimethod.or.jp)

アバンティ通信4月号
Hello Everyone!  地震と津波の甚大な被害に心を痛める毎日ですが、全国の人、世界の人たちからの援助の声が日増しに増えていっています。日本では有名人が募金を募る活動が主ですが、ボランティア精神旺盛なアメリカではそれだけでは終わりません。TVでもご覧になったと思いますが、ニューヨークでは普通の日本人のお母さんたちが集まって、募金活動をしたり、学校や自治体でも、一般の人の様々なイベントが行なわれていて、日本の活動をしのぐような勢いです。私もFacebookを通して海外の友達と交流していますが、世界中の人が日本のことを家族のように心配してくれて、応援するためのバッジやポスターを作ったり、中でもSan Diegoの日本人の友達で学校の先生にイベントを持ちかけて協力してもらい大イベントMusic For Japan (www.musicforjapan.com ぜひ見てみてください)として、音楽を通して日本のためにというチャリティーを立ち上げた友人もいます。でもそのようなイベントを立ち上げるにも、周りの個人個人のボランティアスピリットが結集されなくては難しいものです。本当にありがたいことですね。以前にボランティアについて、Volunteerの本来の意味は“Able to act of one’s own free will”(誰にも頼まれず、報酬があるなしに関係なく)自分の自由意思、希望して(人のために, 社会のために)何かをするということで、社会に役に立つ仕事を自分で考え、やり始める、自分から行動するということが、真のボランティアスピリットであると書きました。個人個人で大きなことをやることは難しいですが、自分たちができることを考えて、できることから始め、そして少しずつでも、困っている人たちのためになることを行動で表していくことができれば、それがどんなことでも、誰かにボランティアをしたと言われても、言われなくても、You volunteered to help them ! 今でも大変な思いをしている被災者の方々が少しでも早く復旧・復興されることをお祈りいたします。 See you next month!


アバンティ通信3月号〜MI-Multiple Intelligences〜
Hello Everyone! 先月号つづきです。英語のワークショップで習ったことのひとつにハワード・ガードナー教授という人が説いたMI (Multiple Intelligences多重知性)という理論があります。「人は皆それぞれ一組のMultiple Intelligences(多重知性)を持っており、少なくとも8-9つの知的活動の特定の分野で、才能を大いに伸ばすことが出来る。(1983)」という理論なのですが、それを英語学習に置き換えると、生徒一人ひとりには下記の8つがあると言えるようです。
 
@言語的知性 Linguistic Intelligence 言葉をうまく操る、本を読むことを楽しむ。A 論理・数学的知性 Logical-mathematical Intelligence  数字や数を好む。理論づけることがすき。言葉のパズル等を好む。B音楽的知性 Musical Intelligence 音感があり、歌を覚えたり、リズム感がある言い回しを好む。C空間的知性 Spatial Intelligence イメージする、イマジネーションを使うことを好む。パズルや絵を書くことや、デザインすることを好む。D 身体運動感覚的知性 Bodily-Kinesthetic Intelligence  体の全体または一部、手、指、腕を使うダンスやジェスチャー、ロールプレイなどを好む。E 対人的知性 Interpersonal Intelligence 友達とコミュニケーションをとるのが上手、グループワークを好む。F内省的知性 Intra-personal Intelligence 自分ができることをよくわかっていて、やることができる。一人でやるもの、例えばプリントとか宿題が好き。G博物学的知性 Naturalist Intelligence 自然共生能力 自然界にあるものに興味があり、観察力がある。動物等の識別能力がある。
 
これらの知性は人によって得手不得手があるように見えますが、習得できる時間の差はあれ、一人一人みな持っていて、指導や教材によってその能力を成長させることができるそうです。お子様はどの知性に秀でていらっしゃるでしょうか?今年の私の英語指導についての抱負として、このMIをものさしとして、子供達一人一人の能力をできるだけ多く引き出すために指導方法もいろいろな方面から出来るよう努力していきたいと思います。 See you next month!


アバンティ通信2月号〜MI-Multiple Intelligences〜
Hello Everyone! Happy New Year! 今年もよろしくお願いいたします。さて新年にあたり、New Year’s Resolution(新年の抱負)なるものを考えました。

今まで英語を教えてきて感じたことは、子供達は本当にそれぞれだということです。一人一人進度が違います。好き嫌いもあります。歌が好きな子、話すのが好きな子、書くのが好きな子、問題を解くのが好きな子といろいろです。言語活動においても、聞く、話す、読む、書くすべて同じように得意な子はめったにいません。 例えば、英語を聞いてよく分かって、話せる子でも、書くのがなかなか出来ない子がいます。逆に書くのが得意で、とても上手に書く子でも、話すのが得意とは限りません。だからといって分かっていないわけでも、出来ないわけでもありません。
 英語のワークショップで習ったことのひとつにハワード・ガードナー教授という人が説いたMI (Multiple Intelligences多重知性)という理論があります。〜人は生まれながらにして、8つの知性を持っていて、それらのすべての才能を伸ばすことが可能である〜という理論なのですが、下記の8つがあります。

1.言語的知性 Linguistic Intelligence、2.論理・数学的知性 Logical-mathematical Intelligence  3.音楽的知性 Musical Intelligence  4.空間的知性 Spatial Intelligence 5.身体運動感覚的知性 Bodily-Kinesthetic Intelligence 6.対人的知性 Interpersonal Intelligence 7.内省的知性 Intra-personal Intelligence 8.博物学的知性 (自然共生能力)Naturalist Intelligence これらの知性は、すべて指導によってはその能力を成長させることができるそうなのです・・・。
 (紙面の関係上、8つの知性の細かい内容について、またNew Year’s Resolution(新年の抱負)については来月号に続きます。) See you next month! 

アバンティ通信1月号〜昨年を振り返って2010〜
 Hello Everyone! How are you? 今回のこのコラムでは、それぞれのこども英会話クラスで、子供達がどのくらい進んでいるかについて途中経過をお知らせしたいと思います。まず全部のクラスで子供達は名前、年齢、天気、自分の好きなもの、色などを何も見ずに自己紹介ができ、上のクラスになると、自分の行っている学校、学年, 誕生日などがスラスラ言えます。(クリスマス発表会でも自己紹介してもらいますので楽しみにしてください。)Peachクラス(幼稚園生)ですが、ABCの大文字と小文字を見て、聞いてわかり、書くところまでできるようになり、自分の名前はきれいに書けます。フォニックスの音がわかるので、動物などの単語を読んだだけで、最初の音の文字カードを取れるようになりました。Apple(レベル1)クラスはほとんどが4月から始めた初心者が多いですが、ABCの大小文字、短い文の読み書きはもちろん、フォニックスの音そして、he, sheの使い方、複数形、家族の紹介など、上手に言えるようになりました。Orange(レベル2)クラスにおいては、低学年は2〜3年以上やっている子が多く、教室でも講師の100%英語にも慣れ、言っている事がほとんど分かります。また短い文の本をスラスラ音読できるようになり、前置詞、進行形の言い方もわかるようになりました。Banana(レベル3)クラスは英語経験2〜3年以上の中学年以上で、ふだんの会話の受け答えはもちろん、ボードに書いた質問が読めて、分かって、答えが書ける、1ページに4〜5行ある本をフォニックスルールを使ってスラスラ読める、過去形の表現が分かるなど、難しいと思われることでもすっと理解できる力がついてきたようです。みんなとてもよく頑張っています!何度も繰り返しますが、赤ちゃんがちゃんと日本語を話せるようになるまで何年もかかるように、言語教育には時間がかかります。少しやったぐらいでは達成できるものではありませんし、残りません。根気強く長く続けていくことが必要になってきます。子供が違う言語を話すことを楽しいと思えないと続けることは難しくなってきます。この英語クラスでも最大限楽しむことに重点を置いていくつもりでおりますが、ぜひお家においても英語の環境を整えて、また保護者の方も一緒に興味を持って接してあげてください。Have a wonderful Merry Christmas and a Happy New Year !