Ms.Nana’s Funniest stories in USA!〜アメリカの面白い話〜

アメリカで通算16年過ごしてきた私(Ms. Nana)がアメリカに住んで経験したこと、思ったこと、感じたことを面白くお伝えしようと、毎月のアバンティ通信に載せています。これをよんで少しでも、英語圏の人たちの考え方、アメリカでの暮らしをお子さんたちにも伝えていただいて、英語に対しての関心をふやしてもらえたらいいかと思います。

2012年

アバンティ通信12月号〜英検の話〜
 Hello everyone! 日々寒くなって気ましたが、皆さんどう過ごされていますか?クリスマスや年末の予定は決まりましたでしょうか。アバンティでは10月に初めて必須の英検を実施いたしました。結果は素晴らしい!合格生徒全員にはReport Card(個人成績表)とCertificate(賞状:成績証明書)が配られました。テキストレベル4以上の生徒、小学3年生から中学3年生までが、5級〜3級まで受験しました。5級合格者4名、4級合格者2名、3級(1次)合格者4名でした!5級と4級においては受験者全員が合格しました。皆さん大変頑張りました。中でも中学校1年生レベルの5級に合格した最年少の新井さん(小3)、渡辺さん(小5)、中学2年生レベルの4級に合格した尾沼さん(小5)、川上くん(中1)には大きな拍手を送りたいと思います!3級の1次試験に合格された方は2次試験の結果待ちです。全員合格できますように祈っております!この英検は、アバンティでは保護者の方にも分かりやすく、進度の目安として受けてもらっているので、あくまでも、現在の実力を客観的に見るというのが目的です。英検では不合格でも不合格A,不合格Bとあって、自分がどの程度まで出来たかという目安を表示します。今回Bでも次はA、もしくは合格と自分の達成度を見ることが出来ますので、合格、不合格よりも、実力が上がったかどうかに重点を置きたいと思います。現在児童英検を受けているお子さんの中にも、読むことができるようになれば5級も受けられますので、ぜひ挑戦してみてください。来年6月には児童英検、10月には英検を実施する予定です。新中学3年生には、高校受験のために早めに3級以上を取っておくことを強くお勧めいたします。また来年も頑張りましょう!

アバンティ通信11月号〜公立小学校の話〜
 サンディエゴの公立学校には一年を通していろいろなイベントがたくさんあります。毎年9月に新しい学期が始まると、まず学校で”Picture Day”…個人写真をとります。それがまた写真屋で撮るようなきれいなバックグラウンドと、イメージの写真なのです! 4つ切り以上の大きい写真から、お財布に入れられる小さいサイズまで買うことが出来ました。写真館にわざわざ行って撮らなくても毎年撮ってもらえたのはとても便利でした。保護者の方はそれを家族や親戚または友達にあげたりします。そしてそれは毎年作るアルバムの写真にもなります。 “Open House”…学校を自由に見学できる日があります。授業終了後に来て、子供達が今までに作った作品を見るのが中心で、先生とも話が出来る日です。“Parents Day”… 日本で言う通常の授業を見る授業参観ですが、違うのは通常の日に(土日ではないのですが、かなりのお父さんの出席率)、みんなが教室に座ってアットホームな雰囲気で、この日のために、一人一人用意したものを例えば親に感謝の言葉を作文や詩にして発表などする機会です。”Friday Flags”… 毎週金曜日だけに行なういわゆる朝礼です。校長先生の話や、子供達の発表等を外で行ないます。”Fundraising Events”(資金集めのイベント)として“Ice Cream Day”… 夏休みの夕方、子供達がチケットを持っていろんなフレーバーのアイスクリームを楽しみにやってきます。”Game Day”…保護者と生徒が考案したいろいろなゲームを、会費を払い一日楽しみます。その中にはなじみのお店が屋台を出していたり、保護者が出したものを買う、いわゆるバザーも行なわれます。様々物が出品される中、驚いたのはお母さんたちが自信を持って作った個々のケーキ!また物だけじゃなく、レストランの食事券や、旅行の券、はたまたマッサージ券など驚きのものも出品されます!そして一番驚くのはそれが全てオークション(競り)ということです!品物の前に欲しい人が名前と金額を書き込み、いっせいにタイムオーバー。アメリカ人らしい発想で、大人も子供もすべて楽しめて、学校にもお金が集まる素晴らしい企画だと思いました!サンディエゴの学校は一年を通して楽しい事がありました。でも、唯一残念だなあと思ったことは運動会がなかったことです…。この話はまたの機会に。See you next month!

アバンティ通信10月号〜こどもの安全〜
 Hello Everyone! ? How was your summer?  私たちが住んでいたサンディエゴは土地柄、一つの学校に広い地域から生徒が通ってきます。歩いていくにはちょっと遠すぎるという生徒のために全ての小学校にはスクールバスがあり、生徒はバス、徒歩または車の送迎のどれかで通うことになります。学校には車のdrop off lane というところがあり、毎朝送迎の車で渋滞ができるほど車での登校が多いのです。よっぽど学校から近い生徒以外は車かバスですが、仕事をしていて送迎ができない保護者にとってバスはとても安全な選択肢で助かります。前にもお話しましたが、公立の学校にはExtended Program(延長預かり)という、朝は6時から夜6時ごろまで子供を預かり、宿題もさせ、おやつも食べさせてくれる、働いている親のための子供を預かってくれるプログラムがあり(日本の学童に似ていますが、小学校の中に施設があることと、必ず親、または認められた人が迎えに行き、子供だけで行かせないし、帰らせないところが違います)働いているので送り迎えができない、でも安全に子供を送りたいーではバスを出しましょう。働いているので子供の登校前と放課後に預かってもらえるところが欲しいーでは学校で預かりましょう。すべては合理性と安全性を考えて始まったことではないでしょうか。近年、日本では登下校で誘拐や、子供達が車に突っ込まれる事故が相ついだり、この地域でも不審者情報が多く、そのたび公園で遊ぶ子供達がいなくなります。子供の安全を考えたら幼稚園だけでなく小学校にもスクールバスの運行また、学校での長時間預かり(今は少しずつ普及しているようですが) が可能になれば、保護者の方の事情にも合い、なおかつ子供の安全も守られるということになります。合理的なアメリカのまねみたいですが、親の気持ちはどこでも一緒だと思います。子供の安全が一番ですよね。See you next month!

アバンティ通信7月号〜アメリカの合理的で便利なこと〜
 Hello everyone!Did you make your summer vacation plan?先月はアメリカの合理的教育事情についてお話しましたが、今月は生活の中の合理的でうれしかった便利なことをいくつかご紹介します。まず@自分のサインだけでことが済む。印鑑はなし!日本で生活するにはまだまだなくては困る印鑑ですが、アメリカで生活していると印鑑を持ち歩くこともなく自分のサインだけでことが済むし、セキュリティー上、どこでも手に入る印鑑よりずっと番安心な方法かと思います。A支払いは全て自分のサインでできる!!今でこそ日本でも光熱費等の支払いや、その他の支払いを銀行や郵便局に行かなくても自動振替や、ネットでできるようになりましたが、コンピューターが普及するかなり以前からアメリカではチェックといって個人が自分の小切手をもっていて、支払い先、金額、自分のサインを書くだけでほとんど全ての支払いを郵便で送ったり、お店で現金なしでチェックで支払いができたり、または現金がなくても、お友達に支払わなくてはならない時や、ギフトとしてあげるなんて時にも使えるのです!B車に2人以上乗っていれば、高速道路で優先的に行かせてくれる!相乗りを推奨し環境保護にも貢献する“Carpool Lane”。たとえば高速道路で渋滞して動かない時、2人以上乗っていれば(アメリカは右側車線なので)左奥の車線に移って右側渋滞を横目にすいすい行けるんです!C自分で駐車しなくていい!ホテルやレストラン等で料金またはチップを払うだけで、Valet parkingといって、車を入り口まで持っていけばあとは係りの人が遠い駐車場に駐車してまた帰りに持って来てくれる。日本ではかなり高級なホテル等はありますが、アメリカでは一般的に良くあることです。Dゴミを自宅前において置けば持って行ってくれる!一件家のお家に関してはローラーのついた高さ120cmぐらいの大きなゴミ箱を、週一回決められた曜日に家の前において置くと大きな(日本の3倍ぐらいの)ゴミ収集車がきてゴミを持って行ってくれる!しかも作業員は車の外に出てこないで、車のアームがゴミ箱を持ち上げて車のてっぺんに放り込むんです! E郵便物をわざわざポストに入れに行かなくてもいい!どうすると思いますか!?自分の家の郵便受けに入れて置くだけでなんと郵便屋さんが届ける郵便と引き換えに持っていってくれるのです! 土地の広さ故できることもありますが、あったら良いなと思うことが良くある合理的なアメリカが垣間見られる事柄です。皆さんも日本でもあったら良いなと思うことはありましたか? See you in September!

アバンティ通信6月号〜アメリカの合理的教育事情〜
 Hello everyone! Did you see the annular solar eclipse? It was amazing! 日本では数年前に学年を超えて学ぶ飛び級を取り入れた学校があり注目されたり、最近では算数の力の違う生徒を分けて教えたりする取り組みをする学校もあるようです。アメリカではこの飛び級はかなり前から普通に行なわれ、公立小学校ではGATE(Gifted and Talented Education)という、能力が秀でている生徒を特別なクラスで教育し、学力をどんどん伸ばすという教育システムがあります。 テスト成績上位の生徒または先生の推薦をうけて、GATEを受け4年生から始まり、その子にあわせたレベルでの教育を受けさせてくれる、とても合理的なシステムです。 このGATE Studentは学区の中でも、一番良い高校への入学や、大学まで特別クラスで教育され、高校では大学の単位も先取りさせてもらえるようないろいろなアドバンテージがあるようです。 その逆にハンデがある子供達をサポートする教育も整っています。San Diegoはメキシコが近いので、スペイン語を母国語とする生徒や、いろんな国からの移民も多いので、母国語が英語でない子供達が対象です。私の息子も両親が日本人なのでもれなくテストを受けましたが、幸い英語には問題なく対象にはなりませんでしたが、移民の人たちにとってはとてもありがたいシステムだと思いました。また私がカレッジにいた時に驚いた事があります。アメリカでは高校や大学でpeer-tutoringという、ある科目に長けた学生が、その学校の生徒に教えるというシステムがあるんです。日本語を教えるtutorとして私も名前を登録しておいたところ、たくさんの生徒が希望してくれてお互いが合う時間帯にカフェテリア等で教えたりました。同じ年代なので分かり合うところも多く、tutorには得意な科目を活かせ、またこれはカレッジのサポートなので、生徒には無料で、tutorはアルバイトができるという、お互いにメリットがあるとても合理的なものでした。例に挙げたこれらのシステムは、自分や、周囲が能力があるということ、自分(子供)にはハンデがあるということをお互いが認め合わなければ成り立たないものだと思います。日本では一時、運動会はみんなで手をつないでゴールとか、演劇会の主役は5人?など優劣を感じさせないように、いわゆる「平等」を目指す意識が高かった時もありますが、アメリカでは真逆で、学力を客観的に見て能力のある子はどんどん伸ばす、ハンデがある子にはそれなりの対応をするのがあたりまえという感覚が顕著です。2001年になんと8歳の日韓系アメリカ人が、最年少の大学入学を果たしたそうです。人間形成が伴わないので、そこまで行かせるのはなんとも賛成しがたいですが、平等を目的に何でも横並びにするのも能力のある生徒にはなんとももったいない話だと私は思いますが、皆さんはどう思いますか?

アバンティ通信5月号〜国語力と英語力の関係〜
Hello Everyone! 今月は国語力は英語力と関係があるのかについて書きました。国語力…母国語力とでも言いましょうか。第二外国語として英語を習う上で母国語の力は大変重要です。以前に言語の臨界期は10〜12歳前後(参考資料によっては8〜10歳)というお話しをしましたが、それは、英語はもちろん母国語にも言えることです。聞く、話す、読む、書くは生まれてから十年前後やっていれば、確実に身につきます。しかしそれは平均的な話。日本人としてできるという話です。その後は個人の努力によりその能力を伸ばしていくことはできますが、第二言語の英語はどんなに頑張って習っても、第一言語の母国語の力を超えることはありません。だとすると何が大事になってくるのか…? 以前に聞いた話では小さい頃から他の言語を自然に習うと、例えば英語脳と日本語脳が違う言語野で発達し、それぞれの言語野で考えるようになるが、やっていない子はある時から別の言語野は作れず、一つの言語野だけで発達していくということでした。つまり、ひとつの言語野で物事を考える、母国語の力を使って外国語も考えるようになるということだと思います。もしそうだとすれば、英語を習う上でも母国語の力がいかに大事か納得いきますよね。サンディエゴにいた時の駐在のお子さん達を例に取ると、日本で訓練を受け、日本語を十分理解していた小4〜5年生は、まだまだ日本語を十分に理解していない小さい子供達よりも発音は劣るにしても、英語を身につける早さや能力は格段に早く、理解度が深く、英語も基本さえつかめば、日本語と同じレベルに達することができる。長くアメリカに住むお子さんにとっては、日本語の力が十分にあり、英語の力も同じように伸ばせる理想的な年齢でした。母国語を聞く、話す力はその国にいれば自然と身につくものですが、読む、書く力は、努力しなくては身につかないものです。それには“読書”まずこれが知識や能力を高める第一歩です。読書をする子の理解力は想像力と重なり、あまりわからない英語でも何を言っているか想像力を働かせて、理解してしまいます。子供達は基本的に本が大好きです。英語クラスでは、基本のABCフォニックスを理解し次第、本を読んでいきますが、英語でも読めるようになるのが楽しいらしく喜んで次の本を持って帰ります。でもやっぱり、日本語の能力を超えることはありません。日本語の本をどんどん読ませてあげてください。それが英語の本好きにつながり、理解力、想像力につながり、将来の英語力にもつながります!

アバンティ通信4月号〜臨界期A 言語を学ぶ時期とその方法〜
Hello Everyone! 先月のアバンティ通信では、言語の臨界期について、英語脳の神経回路発達は12歳前後までで、発音に関しては6歳ごろまでというお話をしました。では臨界期が過ぎると英語は上手くならないのか・・・いえ、決してそんなことはありません!ただ、言語の学習は早ければ早いほどいいことは確かです。ある研究で、ハンガリーからアメリカに移住した57人を、彼らがアメリカに移住した年齢と英語力との関係を調べたそうです。彼らがアメリカに移住した際の年齢は、1歳〜40歳まで様々でした。彼らに英語の文法力試験を行ったところ、アメリカに移住を開始した年齢と、文法力テストの結果、アメリカに移住した際の年齢が高ければ高いほど、文法力テストでの得点は低くなり、また英語の発音も同じ結果だったそうです。移民の英語力は、アメリカでの居住年数よりも、アメリカに初めて来た際の年齢との間に大きな関係がある。つまり、16歳でアメリカに到着して10年間そこで暮らした移民の英語力や、発音能力は、30歳でアメリカに渡り20年間そこで暮らした移民のそれよりも、全体的に高くなる傾向があったということです。
いずれにしても、日本にいながらにして、ネイティブ並の発音また文法能力をつけようとすれば、移民のように毎日英語のシャワーを浴びることですが、日本語と同じくらい聞くのは無理であっても、少なくとも小さいうちから毎日英語を聞くことを始めることで、後々英語を習う時にもあまり困難なことなく学習できるということではないでしょうか。私の息子はアメリカで生まれ、アメリカで育てたので、私は現地で子供が英語を習っていく様子を目の当たりにしました。まず回りの人たちの英語を聞き、真似して話すことから始まり、フォニックスを習い、読み、スペルを習い、書くというように習う。日本語でも(母国語はどこでも)聞いて真似して話して、あいうえおを覚え、言葉を覚えて書く。同じですよね!私のレッスンの中では英語圏の子供達が英語を習うように教えることを目標としていますが、まず英語を聞く(ということが一番重要なのですが)ことに関しては、週一回のレッスンでは足りるわけはなく、逆に英語を難しいものにしてしまいます。毎日聞くことで耳が慣れてわかるようになる、わかって楽しいと思うようになるにも、おうちの方のご協力無しでは難しいです。よく保護者の方がこんなの難しすぎると思われて、聞かせない、やらせないということを聞きますが、子供達には難しいことはないのです!移民の例からでもわかるように、若ければ若いほど吸収能力は絶大なのです…! See you next month and let’s have fun for the new school year!

アバンティ通信2012年3月号〜臨界期@ 言語の臨界期とは〜
Hello Everyone! 語学教育に“臨界期”というものがあることをご存知ですか?ある行動の学習が可能な一定期間のことを、専門用語では「臨界期」と言います。言語(言葉を習得する)の臨界期は生後約6ヶ月位から神経回路の組み換えが始まり、12歳前後で終わるといわれていて、「臨界期」までに一度も使われなかった脳細胞は一生必要ないと判断され、臨界期を越えた時点から消滅していく運命となるのだそうです。これを英語学習に置き換えると、赤ちゃんの頃から、12歳前後までに英語を聞いて育てば、その発音、文法等を理解する脳細胞が作られネイティブ並の英語力をつけられる可能性があるということです。逆にその臨界期に英語を全く聞いていない場合、後々英語をどんなに勉強しても、ネイテイブとほぼ同等の発音、文法能力を身につけるのは困難になるということです。文法に比べて発音の臨界期は早く、6歳頃に来るのだそうです。つまり、6歳までに英語を聞く環境にあれば、子供は自然とその神経回路が脳で作られ、発音に関してはネイティブ並にできる可能性があるということになります。その昔「狼に育てられた少年」が話題になりましたが、その少年は話すことはおろか、二足歩行や手を使って食べることもできなかった…。なぜか…。大切な時期に聞いたり、見本を見せられたりしなかったことで、その機能がすべて育たなかったということです。もう一つ興味深い例があります。Ginieは生まれた時から父親の虐待を受け、13歳になるまで実家の地下室に監禁され、言語とほとんど接触することなく育てられました。13歳になってから発見され、長年にわたり言語の訓練を受けましたが、英語の文法を完全に身につけることは一生できなかったそうです。これらの例からも、英語に限らず、臨界期の体験というものが、後の子供の将来に大きく影響するということが分かります。英語は将来絶対必要か、保護者の方によっては意見が分かれるとは思いますが、私個人はビジネスにはもちろんのこと、英語が母国語と同じレベルになって世界中の人たちと対等にコミュニケーションをできるということが、将来子供にどのぐらい素晴らしい経験、体験できるメリットがあることかと思うと、ぜひ、そうさせてあげたいと思います。小さい時に(日本語を聞く量に近い英語の量を)日ごろから聞くという事をしているだけで、子供の脳は英語脳を作れるはずです。英語好きな私の父が、私が3,4才の頃に繰り返し聞かせてくれた英語の歌が、学生になってから後、そのメロディーを聞いたとき、それまで習ったことはなかったのにふと口ずさむことができ、その発音も鮮明に覚えていたことに自分でも驚いたことがあります。保護者の皆さんも試してみませんか? See you next month!

アバンティ通信2012年2月号〜Gift ギフトA〜
Hello Everyone!先月に引き続き、ギフト(以下GT)の話です。1年を通して、GTを上げる機会は、誕生日、クリスマス、父の日、母の日、バレンタインデー、一生のうちでは、16歳の誕生日、婚約、結婚、出産、結婚記念日などがありますと、先月号でお話しましたが、日本でも同じ機会はありますが、少し違っているところをご紹介します。ギフトをサプライズとしてあげる(誕生日、クリスマス、父の日、母の日等)中でも、来月やってくるバレンタインは、(ここ数年は日本でもお友達等にチョコをあげるのが流行ってきましたが)欧米では前から、自分の周りの大切な人たちへ贈る習慣になっています。男女関係なく、家族、親戚はもちろん、親しい友人、先生、クラスの友達など。贈るものもチョコだけでなく、恋人、パートナーにはバラの花(もちろん男性から女性へ)や、友達にはカード等も贈られます。長男が小学校の時には、クラスの子全員にチョコのついたカードをあげたり、男女限らずたくさんもらったりして喜んで帰ってきたものでした。お店にもたくさんの人にあげる用にカードがセットで売っていたりします。そういうカードは、流行のキャラクターがついていたりして、ほとんどの場合、“I Love You!””Be My Valentine!”などと書いてあってハートがついていたりして可愛いです。GTというと欲しい物を事前に聞いておいてあげるBridal shower, Baby shower  (結婚、出産祝い)というアメリカならではの習慣もあります。これは昔は幹事の人が欲しいものを本人から事前に聞いて、出席者に知らせ、それぞれ予算に合ったものを選んで買って持っていくというものです。しかしなんと現在では(少なくとも10年ぐらい前は)、お店がこのshowerをRegister(受付)というかたちで、本人がお店に来て欲しいもの、必要なものを選んでおき、shower参加者はお店に行って、コンピューターに登録されている物のリストを自分で検索してコピーし、探して、買うのですが、そのリストには物の名前と、金額、お店のどこにあるか、さらにもう買われていれば、それもわかりますので、とても便利です。このShowerのGTの仕組みは買うほうも、もらう方も、同じものをもらったり、いらないものをもらったりがなく、実に無駄がないので、アメリカ人が合理的であるということの一例といえるでしょう。もうすぐバレンタインですが、皆さんは誰に何をあげますか?Happy Valentine’s Day!

アバンティ通信2012年1月号〜Gift ギフト@〜
Hello Everyone!アメリカで大きなギフト(以下GT)をあげる機会といえば、1年を通しては、なんといっても、誕生日とクリスマスです。またその他、父の日、母の日とか、一生のうちでは、16歳の誕生日、婚約、結婚、出産、結婚記念日など、日本でも同じ機会がありますが、アメリカではその隠し方、あげるものとか、あげ方がダイナミックですね。まず大きく分けて2種類あって、ギフトをサプライズとしてあげる(誕生日、クリスマス、父の日、母の日等)、欲しい物を事前に聞いておいてあげるBridal shower, Baby shower  (結婚、出産祝い)という習慣があります。今回はクリスマスのGTについて….アメリカではクリスマスが、日本ではお正月のように家族で集まる1年で一番のイベントです。ハロウィーンが終わると、本物のもみの木かフェイクのツリーを飾るところから始まり、一気にクリスマスの雰囲気に。街は大きな袋をたくさん抱えた人たちが忙しそうにクリスマスショッピングをしている人でいっぱい。そしてお店でのラッピングはお金がかかるので、それぞれが隠れてラッピングをします。日本では子供達が2−3個もらえるのはふつうの光景ですが、generous (気持も金額的にもとても寛大という意味。ちなみにアメリカ、カナダはGTにお金をかける国NO.1で平均13万円だそうです。) な北米では、大人子供関係なく1人が1人にひとつ以上は、(高価または大きなメインのGTと小物のサブのGTをいくつか)を渡すことが多いので、大家族が集まる場合には数十個の数の、誰から誰と名前の書いてあるGTが、クリスマスが近づくに従ってツリーの下にどんどん増えていき、イブまでにはツリーの下が見えなくなるほどにGTで埋まります。そしてもちろんサンタクロースからも来るので、その数といったら…!当日はターキー(七面鳥)ディナーの後デザートを食べながらGTのオープンとなるんですが、まず誰かがサンタの帽子をかぶりサンタ役でGTをひとつひとつ“From 〜To〜”(誰から誰)と読み上げながら渡します。もらった人はその場で紙をびりびりに破きながら開けて、歓喜の声とともに1時間ぐらいかけてゆっくり開けていく、楽しみな、幸せな時間です。 そしてそのあとに残る包装紙の量といったら….埋もれて寝られるほどなんです!Have a Merry Christmas and Wonderful New Year!