Ms.Nana’s Funniest stories in USA!〜アメリカの面白い話〜

アメリカで通算16年過ごしてきた私(Ms. Nana)がアメリカに住んで経験したこと、思ったこと、感じたことを面白くお伝えしようと、毎月のアバンティ通信に載せています。これをよんで少しでも、英語圏の人たちの考え方、アメリカでの暮らしをお子さんたちにも伝えていただいて、英語に対しての関心をふやしてもらえたらいいかと思います。

2014年

アバンティ通信12月号〜給食について〜
Hello everyone! 小学校では近年順番に給食室の改装が行われ、保護者の方にはお弁当作りが余儀なくされていて毎朝大変だろうと思います。つくづく給食のありがたさを身に染みて感じているこのごろですが。この給食、少なくとも10年前、息子が行っていたアメリカの小学校ではありませんでした。(オバマ政権になってからミシェル夫人が食育に力を入れているそうですが、日本のように全員が食べる給食にはなりません)毎日ランチを持っていくか、buy lunchといって、買うチョイスもあるのですが、買えるものはあまり変わりませんし、好きなものだけを選ぶ方式です。日本の給食を見慣れていた私にとって、アメリカの子供たちのランチは驚きでした!サンドイッチ、ピザ、マカロニ&チーズ、フイッシュフライ、野菜スティック、ハンバーガー、スティックヨーグルトなど。あとサイドにポテトチップスや、ドリトスなど。飲み物はコーラ、ミルク、フルーツジュースなど。中でもサンドイッチがピーナツバターとジャムがセットで挟んである、アメリカ人ならだれでも食べたことのある甘いPeanut butter & Jam sandwichと野菜スティックだけとかが毎日の定番になっている子供がいるのには驚きました!また、子供たちの大好きなMacaroni & Cheeseはとろけたチーズもどきを混ぜたマカロニ(だけ)。アメリカ育ちの息子も好きといって私も時々作らされましたが正直、もともとチーズが好きではない私にとっては見るだけでウッとくるほどの食べ物でした…残念(≧▽≦)アメリカではずいぶん前から肥満や、糖尿病が大問題で、太るのは自分の意識が低いからと言われることもあるそうですが、私はそれだけではなく、小さいころからの食事のほうが問題であるように思います。日本では昔から小中学校では栄養士が考えて、作られた給食を当然のように、出されたものは残さず食していましたが、これがなんと食育という言葉があるように子供たちの身体の栄養バランスだけでなく、その後の味覚、嗅覚等の感覚、食物についての知識やマナー、嗜好まで司ることになります。今年”和食”が無形文化遺産に選ばれました。日本という国に生まれて世界中の人に好かれるこの”和食”を食べて育って、一生をかける大切な食を給食という形で育ててもらったことに改めて感謝の気持ちがわきます。近年は食べ物が欧米化、国際化してきていることもあり、給食にも驚くものが出るようになっているそうです。しかしアレルギーの問題もあり、近い将来給食はなくなってしまうものであるかもしれません。給食は日本人として、子供が食べられるAdvantage。ありがたいことですよね。See you next month!Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信11月号〜こどもの安全〜
Hello everyone! もうすぐHalloweenがやってきますね。ところで、このイベント、アメリカでは大体、小・中学生以下がそれぞれに仮装をして家々を回りお菓子をもらいます。暗いのでもちろん保護者がついていきますが、これは12歳以下は大人が同伴することが法律上義務付けられているからなのです。守らなかった親はもちろん逮捕されてしまいます!また、子供が訪問していいのは、4時くらいから7時までと決められている地域が多く、夜遅くに子供が出歩くのもNGです。アメリカの子供の保護、安全に関しては、考え方からして大きく違うし厳しいです。例えば12歳以下の子供がお家に一人でいることは法律違反なのでベビーシッターがいなくてはいけないとか、身体の青あざを見たらすぐ通報するとか(蒙古斑を知らないアメリカ人が通報して母親が逮捕されてトラブルになった話もあります)、テーマパークやモールとかでも12歳以下が友達同士だけで遊んでいたりすれば、親にペナルティが課せられたり、少し離れたお友達の家に行くにも親が連れていくのが義務です。こういうことを見た大人は通報の義務があります。でもこの光景、すべて日本では子供に関しては当たり前にみられることですよね。何が違うかと考えたときに、アメリカは銃社会だということが一つ、生活環境や距離の違いが一つ、(自分の子供だけでなく)子供の安全は大人が守らなければという意識が日本よりも強くあると思います。日本人でも同じ意識を持っているとも思いますが、行動に関してはアメリカでは通報義務があるということも後押しして、おせっかいなくらい多くあります。昨今事情は少しずつ変化して日本でもかなりの数の小さな子供たちの火の不始末だったり、転落事故だったり、車の中の置き去り死、学校の帰り道での誘拐、殺害事件のような痛ましい事故が起こってるので敏感にはなってきていると思います。子供たちの安全を守るためには近くにいる大人、近所にいる大人が自分の子供だけでなく、意識を持って周りの子供たちの様子も見守ってあげることが、自分の子供の安全にもつながっていくのではないかと思います。See you next month! Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信10月号〜Animal Shelter(アニマルシェルター)〜
Hello everyone!  先日こんな広告が入っていました。「野良犬、猫は粉砕されて家畜のえさになる。」なんて衝撃的な悲しい見出しだと思いませんか?この広告は、動物はペットショップから買わずに保健所にいるかわいそうな犬猫を引き取ってあげてくださいというものでした。◇カリフォルニアに住み始めたころ(今からウン十年前の話ですが)ベビーシッターをしていたお家の人が犬を飼い始めました。赤ちゃんではなく成犬です。聞くと「Animal Shelterからもらってきたの。」とうれしそうに言っていました。その犬がとてもいい子で子供が喜んでいたという思いと、かわいそうな犬を一匹救ってあげられたという思いもあったのだと思います。その時初めて知ったAnimal Shelter。私も興味を持って、いくつもあるうちの一つに行ってみました。檻の中にいる沢山の犬猫たちは、野良や飼い主に置いて行かれたりした動物です。その檻の前には日にちが書いてあって、それがその子たちの”期限”でした。その日にちを過ぎると安楽死させられる運命でした。◇犬猫を飼っている人(犬のほうが多い)は2人に1人というほど、家族の一員として飼う家庭は多いアメリカでも、もちろんペットショップに動物は売られていますが、そのころでもうすでに、犬猫をほしかったら、まずシェルターに行き、もらい受ける(adapt)のは普通のこととしてありました。◇日本では保健所と呼ばれるところに同じような犬猫がいますが、違うのは選択肢のないその運命。悲しいですが現実です。保健所と聞くと何だか日本人にはあまり良い印象がなく、一般人はあまり訪問することは無いようなところですが、英語でいうAnimal Shelterは動物を保護する場所という意味で一時預かりするところで、今ではNo-kill(殺さない)というところがたくさんあるようです。◇先日、野良猫が40匹以上殺されたというニュースを聞きました。残虐な事件ですが、結果的には保健所では毎日同じようなことが起こっていることにこれを書いていて気づかざるを得ませんでした。◇しかし調べてみると日本でも動物愛護法が改正され、譲渡を推進する動きがやっと始まったようです。ペットショップの動物を買う前に一度かわいそうな犬猫ちゃんを見に行くのはいかがでしょうか? See you next month! Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信7月号〜アメリカの学校での子供たちの持ち物〜
Hello everyone! 日本では小学生の通学用に使われるのはランドセルだけで毎日たくさんの教科書を持ち帰りまた次の日持っていく、それが主流です。また最近では、中学校の通学に使われるバッグが片肩掛けの普通のバッグから両肩にかけて背負うバッグに変えるところが増えてきました。去年の高校野球でも四角いショルダーバッグより、リュックサックの形の両肩で背負うものを使っている野球のトップ校が目立ちました。やっぱり片側だけの負担は姿勢や骨格の変形にも影響してくるためという判断だろうと思います。*一方アメリカの学校ではロッカーがあり、学校に置いておけるものが多いので日本ほど持ち帰りしなくていい分荷物は少ない上、ローラーのついたバッグを引いて、ランチバッグを持って、しかもバスまたは自家用車で学校に行くのでほとんどと言っていいほど肩に負担はありません。また、自由の国ですから幼稚園から高校まで、制服から小物まで指定されるものはありません。みんな個性あふれる好きなデザイン形のものを持っていきます。*ところが自由が多い分、逆に負担も多いようです。毎日持っていくリュックも一年すればボロボロになるらしく毎年買い替えたり、毎日着る服を揃えるにも経済的な負担が大きいようです。なので近年ニューヨークなどの大都市圏では日本でよく見かけるような制服が流行っているそうです。一着持っていれば毎日着られて経済的でおしゃれ、ランドセルにおいても革素材で長持ちするので一部の学校でも使われていたり、有名人が持っている写真も見かけました。よくよく考えてみると制服も、ランドセルもとても長持ちするもので、買うときは高くても最終的には安くすんでいるんですよね。*このランドセル語源はオランダ語の”背嚢”という意味からきているそうですが、始まりは初代総理大臣伊藤博文が、大正天皇の小学校入学のお祝いに献上したもので、それが素敵ということで流行りだして小学校の鞄となったそうです。今は小学校入学にはランドセルがお決まりとなって様々な色、高価なものもたくさん出ていますが…知っていましたか?実はこのランドセル、小学校の指定ではないんです!本当はどんなバッグでもいいのですが…六年間通うのに一番経済的、丈夫で長持ちのバッグというとやっぱりランドセルが一番いいのでしょうね。経済性と個性、どちらを皆さんはどちら取りたいですか?See you next month! Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信6月号〜アメリカの学校での母の日、父の日〜
Hello everyone! アメリカから帰国してしばらくしてのころ、日本の学校のイベントには何かが足りない・・・。父母の日がない!と気づきました。昔はあったはずなのになぜ?と考えたところ家庭の事情に配慮してのことなのだとわかりました。なぜ?と思ったのはアメリカでは父母の日はもちろん学校の行事で大々的に行われていたから。Mother’s Day(Father’s Day)その日は学校でカードを作ってきたり、その頃に学校に呼ばれてみんなの前で作文が読まれたり・・・、(そう、昔日本でも行なわれていたことです!)何が違うのか?家庭の事情はアメリカでも様々あるのでそれは同じです。実際、昨今の家庭事情の複雑さは日本以上にあると思いますが父母の日がなくならないのはどうしてでしょう。現実は…母のいない子は祖母に手紙を書いたり、父がいない子は祖父の絵を書いたり、学校で発表する作文でも自分の事情をはっきり言って、好きなおじのことを書くとかで補っていて父母の日を無くすなんていうのはあり得なさそうです。(この父母の日の始まりはキリスト教だそうですが、実は“神に父母をありがとう”と感謝する日だそうです。自分の今がどうあれ自分が命を受けて生まれたその周囲の人に感謝する。そういう日を持つことが改めて誰かに感謝をする機会になると思えばなくす必要もないのかもしれません。)学校で父母の日がなくならない理由の一つにアメリカ人には素直に自分のことを認め、そのままを表現(知らせる)する自由があるからではないかと思います。例えば自分の家庭環境を隠したり、無くしたり、言わないようにしたりはしません。根底にあるのは“自分を否定しない(肯定する)”。またそういう事情を周囲の人はそのまま受け入れる、違っていて当たり前と思われる周囲の環境が整っていることもその自由が受け入れられている要因でもあります。またアメリカでは学校でもどこでも障害を持っている人を見かけます。そういう人が世の中には沢山いるということを子供たちは知る必要があると私は思っていますが、学校で父母の日を無視するということは他の子供達にはこういう家庭もあるのだという認識を持ち、受けとめる機会も、そして誰に対しても改めて感謝をする機会をも奪っているのではないかと思います。ちょっと自分と違っている人が身近にいることで理解でき、その人の個性を認められる。”みんな違ってみんないい”を受け止める環境になるには、子供のころに自分とちょっと違う人が沢山身近にいて、その人たちを認める環境が必要なのだと私は思います。誰かに感謝をする日、父母の日復活を願います!皆さんはどう思いますか? See you next month!                         Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信5月号〜Four Seasons 四季〜
Hello Everyone! 桜の季節になったと思ったらあっという間に散ってしまいましたね。皆さんの入学式、卒業式に桜は間に合ったでしょうか?桜が咲く季節には卒業式と入学式。日本は周りの景色とイベントがいつもセットで来るような気がします。日本では沖縄あたりはあまり四季を感じることは少ないのかもしれませんが、私たちが住んでいたサンディエゴも一年中温暖な気候なので、周りは木も地面も一年中きれいな緑。雨もほとんど降らず、空はいつでもいわゆる”カリフォルニアの青い空”。湿度が少なく夏も快適、寒くても冬に19℃前後(最近は少し下がってきているみたいですが)くらいなので分厚いジャケットや、ダウンなどは必要なく一年中半袖の人を良く見かけました。普通の人が寒い〜と思う1月でもサーファーが海に出ていたり!なのでカレンダーを見たりイースターや、ハロウイーンなどのイベントがあることで春だ、秋だと確認しなければ四季を感じることはできません。私自身冬や夏の極端な寒さ、暑さが嫌いだったのでSDの気候は気に入っていたのですが…。四季の感覚をなくしかけた私に、かろうじて四季の感覚を思い出させてくれたのが住んでいた家の桜の木や、桃や椿の木でした。もともとの住人の中国人が趣味で植えたものでしたが、やはり四季のある国の人の欲するものなのでしょうか。春には花が咲き、夏には実がなり、秋には葉の色が変わって散り…四季ではなく三季だけでしたが(笑)。日本に帰って来た途端、一年の移り変わりを否が応でも身体で感じることになり、こうも周りがはっきり変化していく様を魅せられて改めて日本は四季の国だなと実感しました。桜が咲き、散って緑の葉を出し、色が変わり散ってまた芽を出して花が咲く。雨降りの日々、雷、セミの声、入道雲、こうろぎの鳴き声、白い雪…外の景色、音、においによって季節が感じられる…五感全部で四季が感じられるっていうのはIt's wonderful!と最近思います。そんな日本に住んでいる皆さん!You should be proud of your country and take this advantage through the year! (こんな国に住んでいることを誇りに思ってそのメリットを年間通して十分に楽しんでください!) See you next month!  Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信4月号〜英語習得時間の話〜
Hello everyone! 新しいことを始める4月、英語を始めるにあたって知っておいてもらいたいこと。以前にもお話したことですが、もう一度確認したいと思います。“43時間”これって何の時間だと思いますか?アメリカに住んでいたとき、海外駐在の方にいつも驚かされたのは、日本から来た、英語が全く話せなかった子供でも半年もあれば、現地の人の言葉を理解し、一年たてば、生活に困らない程度の英語・友人との会話ができるようになり、学校の勉強にもついていけるようになることです。しかしそのようになったのは、毎日現地校に通い、会話、授業、遊び、テレビ、宿題等、少なくとも一日の半分は何らかの英語に接している環境があったからだと思います。一日12時間程度の英語を聞き、話し、読み、書くという作業を365日やったとします。その時間はなんと「約4380時間」。これだけやっていれば、否が応でも英語ができるようになるというわけです。さて、反対に日本で英語を習う子供はどうでしょう。日本にいて英語を習う子供達が週一回のレッスンで,1年間の間に英語に触れる時間、これが実は最初に示した「43時間」なのです。かなり少ないと思いませんか?週一回のレッスンではすぐ英語を話せるようになるのはかなり厳しいと言わざるをえません。語学習得には時間がかかるといわれる所以ですね。しかし日本にいながらでも海外にいるのと少しでも近い状況を作れば1年間では無理かもしれませんが、時間はかかっても必ず英語を話せるようになります。英語を話せるようになるには、英語に触れる・聞く絶対時間が必要で、英語の上達度はその時間に比例します。アバンティで英語だけを聞く時間を週一回でも一年間習った子供は英語ゼロの子供達とはかなりの差ができます。子供達が言語を習うには、まず耳からです。聞き取れるようなれば、話せるようになる、その話した言葉が読めるようになれば、いずれ書けるようになります。まず一番大事なのはたくさん英語を聞くことです。親が聞き取れないと思う英語でも子供達はちゃんと聞き取れスポンジのように吸収します。家の中での英語を聞く時間(例えば、宿題のCD,CD-ROM,英語の歌のCD、物語の朗読、ラジオ等)が多ければ多いほど、早く聞けるようになり、話せるようになります。お子様の英語力を上げるためには英語の環境を少しでも多く作るという家族の努力、助けは絶対に必要なのです・・・ご協力お願いいたします。<(_ _)> Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信3月号〜英検・漢検〜
Hello everyone! 雪の多いこのごろですが、皆さんどう過ごされていますか?1月と2月は英検、漢検の試験をアバンティで実施いたしました。英検合格生徒全員にはReport Card(個人成績表)とCertificate(賞状:成績証明書)が配られます。テキストレベル3以上の生徒、小学3年生から中学3年生までが、5級〜3級までを受験しました。皆さん頑張りました!特に5級を受けた8人は全員合格!中でも中学校1年生レベルの5級に合格した最年少小学3年生の白部さんには特に拍手を送りたいと思います!英検は、アバンティでは保護者の方にも分かりやすく、進度の目安として受けてもらっているので、あくまでも、現在の実力を客観的に見るというのが目的です。今回不合格Bでも次はAもしくは合格! と自分の達成度を見ることが出来ますので、合格、不合格よりも、実力が上がったかどうかをみていきましょう!現在児童英検を受けているお子さんの中にも、読むことができるようになれば5級も受けられますので、いつでも挑戦してみてください。漢検にも皆さん挑戦しています。(今回はまだ結果は来ていませんが) 毎回親子で受ける方が何組かいて、お子さんにとっては一緒に頑張るという励みになって、とてもいいことだと思います。家族で合格すると特別な賞状がもらえますので、お子様のやる気を応援したい方、ぜひ一緒に受けてみませんか!漢検は10級(小学1年生レベル)からあり、それぞれが学年に応じた級になっていますので、漢字が読み書きできるようになった時点で受けられますし、いつの時点でも力試しに受けることもできます。英検と同じで中学卒業程度が3級、高校卒業程度が2級で入試の内申に加算され有利になることがあります!新中学3年生には、高校受験のために早めに3級以上を取っておくことをお勧めいたします。今年6月には児童英検、10月(希望があれば6月にも)には英検、漢検を実施する予定です。また頑張りましょう!Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信2月号〜アメリカの受験事情〜
Hello everyone! この受験というもの、一昔前は日本の受験が“入るのが難しいが、出るのは容易”と比較してアメリカのそれは“誰でも入れるが、卒業は難しい”と言われていました。しかし昨今アメリカでもその事情は変わってきているようです。日本では一斉に一回の試験でというものですが、アメリカでは入りたい最終の時期までにSATという試験を何回でも受けられてそのうちの最高得点を願書と一緒に提出するという仕組み。点数は取らなくてはいけないけれども、試験に関してはチャンスは1回ではないというところが大きく違う点です。しかしこの大学受験、意外な落とし穴が・・・。日本では内申がある程度あれば、難関大学でも一斉受験の時によい点数を取れば入学が可能になります。しかしアメリカの大学入学では、この内申総合点(GPA-1教科4点満点)の方が大きく入学審査に影響するのです。特にトップ校のアイビーリーグに入りたければ最高得点4.0を取っていなければならないし、その他高校生の間に大学の授業(中学生の時には高校の授業)も受けることができそれでいいスコアが取れれば、4点以上のGPAにもできるということで、アイビーリーグに入りたければ中学生の時から4.0を取り続けなければならないそうです。またその願書にはエッセイ、レジュメ(履歴書―勉強以外での自分の成果、クラブ活動、リーダーシップ、ボランティア活動と自分がどう活躍したのかをまとめたもの)、推薦状を入れ、そして面接と、決して容易ではなく、むしろ日本のそれより入りたい大学に入ることをかなり前から意識していないと不可能になるし、勉強以外のことにも積極的に参加し、成果をあげ、自分はこういうことに優れている、他の人とは自分はこれが違うというものを、エッセイでも、面接ででも伝えられるスピーチレベルのアピール力もかなり必要とされます。入学した後にゆるーい学生生活を送っているわけにはいかないのです。受験の直前で一念発起して、大逆転で合格することも可能な日本のシステムと、かなり前からこつこつとやってきた者だけが希望する大学への入学が可能なアメリカのシステムとはどちらが子供の可能性を伸ばすものなのか。共通していえることはどれだけ早く子供が自主性、自立心を養うか(親がどれだけ早く引き出してあげられるか)だと私は思いますが、皆さんはどう思いますか?See you next month! Ms.Nana (こども英会話クラス担当)

アバンティ通信1月号〜アメリカの迷信〜
Hello everyone! とうとう師走に入り、年度末まであと3週間ちょっとというところになりました。ところでみなさんはアメリカ人が迷信や、言い伝え等を信じると思いますか?最近AKB48の曲で「恋するフォーチュンクッキー」というのが流行りましたが、それはアメリカの中華料理店で食事をしたあと必ず出てくる、半月型をした軽い甘さのクッキーです。半分におると中から紙が出てきてその人の運勢を占う一文が書いてあるもので、あなたにとって何がFortune(幸運)なのかとかが書いてあります。これにおいては読んで楽しんでいるようです。今月は13日が金曜日ですが、この「13日の金曜日」というのは最後の晩餐が13人だったとか、キリストが死んだ日と言われ、とても不吉な日とされています。しかし金曜日は週5日の仕事の最終日でもあるのでTGIF(Thank God It's Friday)という言葉もよく言うし、レストランもあるぐらいなのであまり気にしていないようにも思います。英語圏を旅行したら、くしゃみをしたとき"(God)Bless You!(神のご加護を)"といわれた経験がある方もいると思いますが、それはくしゃみをした時に魂が出て行って悪魔の魂が入り込むといわれているからです。(ちなみに、言われたら"Thank you"と返すのが普通です)その他にも、その日朝家を出て一番に落ちているのを見つけたPenny(ニックネームで1¢硬貨、ちなみに5¢はNickel、10¢はDime、25¢はQuarter)をLucky Pennyと言ってお守りにすることも。日本人の多くが信じている血液型性格判定、アメリカでは血液型ではなく性格別にAタイプとBタイプにわけられるというのは聞いたことはありますが、血液型の占いはあまり信じないようです。どんなに血液型の性格を説明しても血液型で分けられるわけがないと誰に言っても笑われて相手にされませんでした。O型の多いアメリカでは、そういうものを信じないのもO型なのではないかと、信じる私は思ってしまいますが・・・。しかしどこまでも陽気なアメリカ人、いいことだけは信じて悪いことは信じないような気がします! 新年はおみくじでも引いた際にはいいことだけ信じましょうか!Have a merry merry Christmas and a wonderful New year! Ms.Nana (こども英会話クラス担当)