コラム “なぜあの子は成績が上がったの?”
塾長のコラムです。日ごろの指導の中で気づいたことを文章にしてみました。

2014年

アバンティ通信2014年12月号〜人に教えることで自分を伸ばす
 勉強は教わるもの、そう多くの人は思っていると思います。確かに勉強は先人たちが残してくれた膨大な知識を自分のものにしていく作業で、人に教わるにしろ、自分ひとりでやるにしろどちらかというと受動的、受身になってするのが勉強だ、と考えている人がほとんどと思います。かく言う私も人に教える立場になってかなり経ちますが、実感することは、人に教えてはじめて自分の不勉強がわかるようになってきた、ということです。自分が生徒の立場で勉強していたころは自分ができる・できない、の「ものさし」は単にテストの点数でした。しかし教える立場になってみるとそれでは不十分だということにいやでも気づかされました。あやふやで、なんとなくしか覚えていなかった知識では、人に教える立場になると不十分で、今まで以上に正確にきちんと覚えなければならなくなりました。人に教えるということが、自分がどれだけできるのか・できないのかをはっきりと教えてくれます。教える友達がいなかったり、そういう機会がない場合はどうするか?その時は自分一人で二役をやってみてはいかかでしょうか?教師になった自分が、わからない自分に声をだして教える、そんなやりとりをすることで十分、力がつくと思います。皆さんも自分ひとりで黙々と勉強するだけでなく、人に教える(ふりをする)機会を積極的に作り、自分の勉強が十分かどうかを確認してみてください。 塾長 齊藤稔

アバンティ通信2014年11月号〜子供たちは何回言ったらわかるのか?
 長いこと子供達を教えていると、ほぼ毎日同じようなことを言って教えている事に気づかされます。学年にもよりますが、英語を例えで取ると、「英語は主語と動詞でできています。」「主語というのは日本語の<〜は><〜が>に当たる言葉です。」「英語の文はBe動詞と一般動詞の2つにわけられます。」「Be動詞と一般動詞では疑問文と否定文の作り方が違います。」等々は、ほぼ毎日何回も何回も言っている決まり文句です。英語を勉強したことのある方にとってはこれらのことは基礎中の基礎ですので知っていて当然のことですが、特に英語を勉強始めたばかりの生徒にはこういった基礎的なことがわからないので、何回も何回も繰り返して説明することになるのは仕方ありません。もちろんたとえ生徒に一度や二度の説明でわかってもらえなくても、こちらもプロですので繰り返し繰り返し根気よく何度も何度も説明をします。しかしたまにはこちらも人間なので「おいおい何度言ったらわかるんだ」とか「これはさっきも説明したでしょ」とか心の中で愚痴をこぼしたくなることもあります。先日のネットで目にしたニュースにこんなことが書いてありました。「何回言ったら子供たちはわかってくれるのか?」こども教育に関連する記事でした。詳しい内容は割愛しますが答えは…「約500回」だそうです(◎o◎)!。これまで頑張って毎日十分に根気よく説明しつくしていると思っていましたが、この記事を読んでからは、実はまだまだ十分ではないのだ!と猛烈に自己反省しました。塾長 齊藤稔

アバンティ通信2014年10月号〜限界を自分で決めないこと
 夏休みも終わり受験生にとっては大事な二学期、そして来年の入試までも半年を切りました。これからだんだんプレッシャーがかかってくるころだと思いますが、受験生には最後の最後まで頑張ってもらいたいと思います。「最後まで頑張る」ということですが、実は「本当の最後まで頑張ること」が何事においても大切なことで、実際には最後の最後まで本当に頑張ったとかどうかは結果が出てみないとわからないものです。スポーツにしろ、芸術にしろ、勉強にしろ、多くの場合は、後から振り返ってみると実はもう少し頑張れたのではないか、本当はもう少し努力できたのではないかと後悔することが多々あります。毎日の勉強でも疲れた、眠いなどといって勉強をさっさとやめてしまったり、自分は×××は苦手だから勉強してもどうせ成績は上がらないとあきらめてしまったり、成績なんて勉強してもしなくてもあまり変わらないからそもそも勉強をやめしまおうなんて逃げてしまっていることはありませんか。大事なのは「限界を自分で決めないこと」です。勉強はもうこれで終わりとか、やめておこうという言い訳は、自分の脳が勝手にそう思い込んでいるだけで、本当はもっともっと続けてできること方が多いのです。勉強をしない、×××をやらない理由はいくらでも見つかります。限界を自分で決めることなく、もうこれ以上できない!、限界だ!と思ったところからさらに頑張って努力することで成績の向上、そして合格への道が拓けて拓けてくるのです。Never give up! 塾長 齊藤稔 

アバンティ通信2014年9月号〜やってはいけない勉強方法とは
 長年、生徒を指導している経験からわかることは勉強ができる(=成績がいい)ことは必ずしも頭のよさではないということです。成績を上げるためには、必ずしも頭の良し悪しだけではなく、「勉強のやり方」が非常に大事と思うのですが、ほんの少しでも勉強のやり方を工夫すれば成績がもっと上がるのに、と感じられる生徒がまれにいます。今回はその中でも成績がなかなか上がらず悩みを抱えている生徒に見られる共通のケース(やってはいけない勉強方法)をお話しします。 1)解いた問題の答え合わせをしない---生徒が自習している様子などをみていると、せっかく解いた問題の答え合わせをせずに勉強を終わらせてしまう生徒がいます。勉強はそもそも「自分ができないところを、できるようにすること」が目的です。その意味では答え合わせをしないということは、自分のできないところが発見できず進歩がないどころか、結果、間違ったやり方を身にしみこませてしまうことになり、これでは何もしない方がましだということにもなります。また面倒くさいのか、答えも見ずに全部赤丸を付け全部正解だったということにする生徒もいますがこれは論外です。答え合わせは問題を解くこととセットと考え、間違いをきちんと直してから勉強を終わらせるという習慣を身につけましょう。 2)消しゴムで答えや計算をすぐ消す---答え合わせをして答えが間違っているとわかるとすぐにその答えや計算を消しゴムでゴシゴシと消してしまう生徒も多くいます。生徒にとっては間違っていたものはなかったこととして抹消してしまいたい気持ちなのかもしれませんが、それは正しい勉強の仕方とは言えません。大事なのは自分が解いた答えをしっかり点検して間違えた原因をきちんと見つけることです。この間違えを発見するという作業が勉強の本質と言ってもいいと思います。間違えているからと言ってすぐ自分の書いたものを消してしまっては、間違いの原因がどこにあるかわからないため、また同じ間違えをする可能性が非常に高くなります。またまれなケースですが、答えの方が間違えていたり、答えを見る場所を間違えたりする採点ミスも考えられます。その場合にも答えを消してしまっていたら、自分の答えがあっていたのかどうかもわかりません。今現在、上に書いたような勉強を自分がしているという生徒は、やり方の改善しだいではまだまだ成績が上がるチャンスがあります。アバンティでもことあるごとに勉強の仕方については生徒に細かな指導をしていますが、指導したからと言ってすぐには改善されないのも事実です。しかし今後も引き続き粘り強く、成績は勉強のやり方によっては大きく変わるのだという認識を一人一人の生徒が持てるよう繰り返し指導を行っていきたいと思います。またの機会にやってはいけない勉強方法のその他のケースについてお話させていただきます。塾長 齊藤稔 

アバンティ通信2014年8月号〜理科や社会の点数を上げるには
 中学生になりテストの成績に大きく影響するのが理科と社会です。国語や数学・英語などがこつこつと毎日の学習を通じた基礎・基本から積み上げが必要な科目であるのに対し、得意な生徒にとってはあまり勉強をしなくても点数が取れる反面、苦手な生徒にとってはいくら勉強してもなかなかできないのが理科・社会です。理科・社会は一般的に浅く広い知識が必要とされるので、興味があり多くの知識がある生徒にとっては試験直前に勉強すれば点数が取れるし、それに興味がない・苦手な生徒にとっては裏目に出て全く点数が取れないのです。それではどのように理科・社会を得意科目にするか?その一つの方法は世界地図・日本地図・歴史年表や元素記号表などを家の中の目立つところに貼り、それを事あるごとに見ることです。例えばテレビのニュースを見ていて地名が出てくればそれをすぐに地図で確認する。ドラマやバラエティなどで歴史に関することが話題に出ればそれをすぐに歴史年表で調べてみる。そうした地道な作業が試験の点数をアップさせるコツといえると思います。(ちなみに我が家のトイレには歴史年表が、風呂場には日本地図が、そしてリビングには世界地図が貼ってあります。)そして話題が出るたびに子供たちと地図や年表を見る癖をつけていくのです。また同じように国語辞典や漢字字典もすぐ使える場所においてあると重宝します。理科や社会は試験の範囲も浅く広く、なかなかいっぺんに覚えようとしても覚えきれるものではありません。できるだけ小さいうちから勉強とは関係ないところから少しずつ知識をインプットしていく心がけが大切だと思います。 塾長 齊藤稔

アバンティ通信2014年7月号〜「面倒くさい」をどう乗り越えるか?〜
 「あーあ、面倒くさい、面倒なのでやりたくない。」 塾のみならず様々な場所で子供たちが発する言葉です。とりわけ塾においては複雑な計算問題や文章題、作文や長文読解などを目の前にして「面倒くさいからやりたくない」「やるのは面倒だ」という声が上がるのも当然です。なぜなら勉強は本来面倒くさいものだからです。私もこれまでのことを振り返ってみるといろいろと面倒くさいことを実にたくさん経験してきました。しかしよく考えてみると、逆にこの面倒くさいことを一つずつきちんと終わらせたときほど達成感は大きいし、「やった!できた!」という気持ちが強かったように思います。人生少し長く生きるとわかるのが、世の中は面倒くさいことの連続、ということです。しかしそれを一つ一つクリアしていかないと前に進めないのも事実です。面倒くさいからといって目の前のことから逃げるのではなく、一つ一つ丁寧に問題を解決し前に進んでいくことが目標を達成できる唯一の方法といっても過言ではありません。「面倒くさい」と思った時はどうするか。まずはその面倒くさいことをしっかり受け止め、その面倒くささの原因をきちんと把握することです。複雑な計算でも一つ一つゆっくり解けば実は意外と簡単だったり、長く難解な文章でも何回か素直に読み直してみると実は明快な主張であることがわかったりします。要は面倒くさいの一言で投げ出すのではなく、面倒くさいことにしっかり正面で向き合い、それをゆっくり楽しむ気持ちを持つことです。面倒くさいからこそ人生や勉強は楽しいのだ、そういう気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。 塾長 齊藤稔


アバンティ通信2014年6月号〜勉強には音読が効果的です!〜
言語習得のためには音読が重要であるということは多くの人が考えるところだと思います。しかし音読は言語習得だけでなく勉強全般にも効果がある、大変優れた学習法であるのをご存知ですか?音読をするメリットは様々あり、文章をしっかり音読することで、「文字・漢字をしっかり読む力」、「語群のまとまりをつかむ力」、「文章構造を正しく捉える力」などが養われると言われています。声を出さない黙読は速く文章を読むのには優れていますが、音読にある様々なメリットを考えると、特に小・中学生の勉強には黙読だけではなく音読を継続的に取り入れた方がよさそうです。
国語の教科書の音読は小学校低学年の時にはおそらく毎日のように提出される宿題です。ところが小学生の高学年や中学生になるとなぜが音読の宿題は出されなくなります。そんな音読をしばらくしていない生徒にお勧めなのがこの音読です。特に国語の成績がなかなか上がらない、本を読むのが好きではないという生徒はぜひ頑張って音読をしてみてください。毎日5分でも10分でもいいので毎日続けることが大切です。またこの音読は国語のみならず英語やその他の勉強にも役立ちます。たとえば英語では音読をすることによってどの英単語が読めないのかや自分の発音の良し悪しがすぐにわかります。目だけでする勉強(=黙読)よりも、目と耳、そして口も使って勉強(=音読)するほうが、いろいろなことが頭の中に入りやすいというのは多くの研究者が述べていることですので、国語・英語だけでなく勉強全般、理科・社会の勉強にも音読の活用を強くお勧めします。   塾長 齊藤稔


アバンティ通信2014年5月号〜今までのまとめ @ 〜
 これまでこのコラムでいろいろなことを書いてきましたが、大事なので何回も生徒に伝えたほうがいいなというものがいくつかあります。そんな項目をいくつかピックアップしてみました。詳しくは塾のホームページに掲載しているのでぜひご覧ください。@ やる気がないから勉強できない!なんて言っている人はいませんか。それではなかなか成績は上がりませんよ。成績の上がっていく人は、やる気のない時でも勉強するのです。「アバンティ通信2011年9月号〜やる気がなくても勉強する(アバンティ通信2011年9月号)」 A 勉強がいやだ、勉強なんかしたくない、勉強から逃げたくなっている人は今一度冷静になって自分の置かれている立場を考えて見ましょう。(アバンティ通信2012年11月号〜今、やらなければならないことは?) B 「ノートは必ず持ってきてください。」何回もお願いしているにもかかわらず持ってきていない生徒がいます。勉強には筆記用具はもちろんノートも非常に大切です。計算や答えを書くためだけでなく、習ったことをまとめるためにもノートはありがたい存在。ノートは必ず準備しましょう!(アバンティ通信2012年4月号〜ノートを使ってしっかり勉強しよう!) C 以前は「毎日予習・復習をする」というのは当たり前のことでしたが、最近はあまり聞かれなくなってきた感じがするのは気のせいでしょうか。本気で成績を上げたいのであればやはり復習は重要です。少しの時間でもいいので毎日やることがポイントです。(アバンティ通信2011年8月号〜毎日少しでも復習をしよう) 他にも、まだまだありますのでお時間があればぜひホームページをご覧ください。塾長 齊藤稔


アバンティ通信2014年3月号〜試験前には必ず塾に来よう!〜
 今回のタイトルを見て「何を今さら当たり前のことを」と思った方がほとんどでしょう。しかしながら、塾に行く時間さえももったいないと感じるのでしょうか、中間・期末試験、はてまた入試の直前になればなるほど塾を休んで家で勉強したいと考える生徒もいるようです。「塾を休む、休まない」は本人の判断なので仕方がないのですが、教えている側としては果たしてそれで成績が上がるのかと疑問が湧いてきます。結局、試験を目前にして塾を休むということはそれまで十分勉強してこなかったということで、もう塾を休むと決めたその時点で成績は決まってしまっているような気がします。実際、成績が大きく伸びる生徒は試験の直前に塾を休むことが比較的少なく、逆に試験直前になるほど塾に来る回数を増やしたり、塾の自習室にこもったり、試験直前土曜日の塾開放授業にきちんと参加する傾向があります。そのような生徒は試験の約一週間前には教科書レベルの基礎的なことを始めとする、やるべきことはほとんど終わってしまって、試験が近づくにつれ塾にある様々な問題を数多く解いたり、レベルの高い問題に挑戦したりして塾を上手に活用しています。塾では生徒には学校のワークは、授業でまだやっていないところ以外は試験日の一週間前にはなるべく終わせること、そして残りの数日間をしっかり復習にあてることという風に指導をしていますが、試験の前日になってもワークをやっている生徒も残念ながら多くいます。そうなると塾を休んで答えを丸写しする作業を家にこもってせざるをえなくなり、成績を上げるどころではありません。試験の直前になって塾を休むことのないようしっかり計画を立てて勉強し、上手に塾を活用して成績を上げてもらいたいと思います。塾長 斉藤稔


アバンティ通信2014年2月号〜宿題ができない?その原因と対策〜
 小学生や中学生にとって学校・塾からの宿題がない日はないでしょう。宿題は授業で習ったものをその日のうちに復習させ頭の中にしっかりと定着させるために出す大事なものなのですが、ほぼ毎日、あるいは毎回宿題をやってこない生徒は必ず存在します。理由を聞くと、「宿題があることはわかっていたけれど、宿題をする時間がなかった。」と言い訳をする生徒が大半です。他にもたくさんすることがあったとか、どこかに出かけていたので宿題をやる時間が本当になかった、とか。
 では本当に宿題をする時間がなかったのでしょうか。よほどの事情がない限り、これは「嘘」であると教師は知っています。時間があったにもかかわらず「宿題をする気がなかった」、あるいは「宿題をする優先順位が低かった」というのが本当のところでしょうと思っています。生徒の側からすると、確かに毎日いろいろすることがあり忙しいと思います。食事や睡眠、お風呂といった生活の基本的なことからゲームや携帯、インターネットや音楽、テレビなどの趣味まで、やりたいこと・やらなければならないことが様々混在しています。だからといって宿題をやらなくていいという言い訳にはなりません。
 では、多くのことをしなければならない時、宿題を忘れずにやってくるにはどうしたらよいか?その一つの対処法が「やらなければならない事に、きちんと優先順位をつけること」です。そして宿題は、少なくともゲームやテレビより上、食事や寝ることと同列の「やらなければならないリスト」に入れてしまうのです。私が生徒によく言うのは、勉強や宿題は「時間があったらやるもの」ではなく、「時間を作ってやるもの」なのです。もちろんゲームや、テレビはやるべきことをやった後、時間があまったらやってもいいことですよね。勉強、こと宿題に関しては、「時間があったらやろう」ではできる可能性は低くなります。そして当たり前に「宿題をやってくること」が学力向上の「第一歩に」つながるのです。頑張って!塾長 斉藤稔


アバンティ通信2014年1月号〜新聞を毎日読もう!〜
 皆さんは新聞を毎日読んでいますか?テレビ欄と漫画だけは欠かさず見る!という人もいるかもしれませんが新聞の全ページをめくって読んでいる小・中学生は少数なのではないでしょうか。少し調べたところによると日本全国で発行されている新聞のうち発行部数が一番多いのは読売新聞で1000万部(2012年新聞協会調べ)ですが、残念なことに、その発行部数と家庭に配達されている部数は年々下がってきており、2012年では朝刊のみで330万部で一世帯に配達されている数は0.88部/世帯で、つまりは一世帯に一部も配られていない計算になるようです。中には二部、三部と複数の新聞を購読する人もいるでしょうから、新聞自体を全くとっていない(=読んでいない)人はかなりの数いると思われます。最近はインターネットの普及に伴い、新聞の必要性が低下してきたとの声をかなり聞きますが、読解力の基礎を養うという意味では新聞を読むことの大切さは昔と変わらないように思います。伝達の速度ではテレビやネットに劣るものの、新聞にはテレビでは伝えきれないニュースの深い背景や解説などが書いてあります。また、知識人や文化人と呼ばれる人の意見や論調などもじっくり読む価値があります。そして近年では新聞から直接入試問題が出題されることも少なくありません。朝日新聞の「天声人語」をはじめとするコラム、新聞社ごとに違う社説や意見などを読み比べるのも面白いでしょう。新聞を毎日地道に読むことを通して少しずつ漢字を覚えたり、読解力をつけたりすることが国語力を、ひいては全科目の基礎学力を高めることは間違いありません。新聞を読んでいないという人は、まずは毎日新聞を開くことから始めてみてはどうでしょうか。塾長 斉藤稔