コラム “なぜあの子は成績が上がったの?”
塾長のコラムです。日ごろの指導の中で気づいたことを文章にしてみました。

2015年

 アバンティ通信12月号 〜勉強はつまらないもの?〜
 「勉強はつまらないもの」と思っている人はいませんか?毎日通う学校も国語や算数ではなく体育や音楽、図工など楽しいものばかりならばいいのにと思っている人はいませんか?勉強で人生の全てが決まるわけではありませんが、勉強で知識や教養、ものの考え方を身につけていくことは今後の人生を生きていく上での大きな武器になります。ではなぜ勉強がつまらないのでしょうか。難しくてわからない、時間ばかりかかってやりたいことがやれない、やってもやっても成績が上がらないのでつまらないなどいろいろな理由があると思います。話は変わりますが、皆さんは修学旅行などで行くお寺や神社、お城など、なんでこんなつまらない所に行くのだろうと感じたことはありませんか?どこもあまり大きくかわり映えのしない神社仏閣や城などは小さい頃の私にも、どこも同じように感じられ全く面白くありませんでした。しかしいろいろなところを回り、説明を聞き、家や学校で勉強したり本やテレビで歴史・地理の知識がつくにともない、神社・寺や城は大変興味のわく対象になりました。そこで痛感したのがやはり物事は知らないと面白くないのだということでした。全く同じものを見ても人はそれぞれ感じ方が違いますし、同じことを聞いても人はそれぞれ反応が違います。勉強もそうだと思います。つまり勉強そのものがつまらないのではなくて、わからないから、あるいは知らないから勉強がつまらないのではないでしょうか。それだったら勉強すればするほど勉強は楽しいということになります。最近聞いた言葉です。「○○がつまらないのは、あなたがつまらない人間だからだ。」残酷にも聞こえるこの言葉ですが、これは自分を卑下してみろということでは決してなく、何事においても面白く感じるためには自分が努力しなければならないということを言っているのだと私は解釈しています。 勉強が面白いかつまらないか、それはあなた次第、なのではないでしょうか。お互い頑張りましょう。塾長 斉藤稔


アバンティ通信11月号 〜中間テストを振り返って〜
 中間テストも終わりそろそろテストの結果が返ってくるころだと思います。結果はどうでしたか?上がりましたか?それとも…。今回はテストの勉強をしている生徒を見ていて、これではちょっと成績は上がらないのではと感じたことについていくつか取り上げてみたいと思います。まず問題なのが、試験勉強をしているのに、自分の受験する試験の範囲をきちんと把握していない生徒が多くいるということです。どこが試験範囲かわからずに試験勉強をするというのは、目的もなくどこかをさ迷っているようなもので、勉強する意味がないとは言いませんが、かなり無駄なことのように思います。中間や期末テストなどの定期考査は試験範囲が入試などに比べるとかなり狭いので、まずはしっかり試験範囲を確認し目的意識をはっきり持って勉強するようにしましょう。二つめですが、勉強の基礎となる教科書をあまり読まずに、問題集やワークばかりやっている生徒も目立ちます。教科書はすべての学習の基本が詰まっていますし、試験の問題は基本的には全て教科書に書いてあることから出題されます。勉強するにあたっては、試験範囲をまずしっかり確認し教科書を隅々読むことから勉強をスタートさせましょう。特に、試験問題に文章が書かれているという安心からか、国語の教科書を読まない人が多くいるようです。全ての文章を暗記しろとまでは言いませんが、試験の時に問題を読んだだけで、答えがわかるくらいの読み込みは必要です。試験の二週間前から、一日一回でいいので試験範囲の音読をお勧めします。そして更に、試験勉強を始めるのに時間がかかる人も多いということも問題です。これには二つの意味があり、一つは机に向かってから勉強をし始めるまでに時間がかかるという意味と、試験日が直前に迫らないと試験勉強を始めないという意味です。どちらにしても試験勉強に取り組むタイミングが遅い人は結局時間切れとなり、勉強不十分のまま試験を向かえることになります。後になって後悔するのはまさにこのタイプの人なのではないでしょうか?その他にもまだありますが、また続きは書きたいと思います。 塾長 齊藤稔


アバンティ通信10月号 〜基礎力を伸ばす時期は・・・〜
 成績を伸ばすにはなんといっても基礎力が大事です。算数で言えば計算力、国語では文章の読解力と漢字の読み書きがそれに当たるといえます。基礎力がないと応用問題はなかなか解けません。よくある例が、算数などでせっかく応用問題の意味がわかり数式をたてて答えを導こうとした時に最後のなんでもない計算(例えば7+9や6×7など)を間違えて×をもらうなんていうのは珍しくもなんともなく、毎日普通に見かける光景です。ですので、やはり大事なのは基礎力、ということに毎度話は戻ります。では基礎力をつけるのにはいつ頃が大事なのでしょうか。もうすでにその時期を過ぎてしまった方には申しあげにくいのですが、個人的にはやはり「小学校の高学年」という時期が大事なのではないかと考えています。この時期は小学校の勉強内容も少しずつ難しくなり、直感的には理解しずらい問題(分数、割合、比など)もかなり出てきます。しかしそういうところをきちんと理解することが中学生になってからの成績の差になる気がします。社会や理科でもそうです。なんとなくではなく、学校の教科書をきちんと理解することが大事です。小学校のうちは成績も大まかで、教師から見た主観的な教科への取り組み姿勢や授業態度などが評価を大きく左右しているようで、いわゆる点数によっての客観的な評価付けはなされていません。そのためなかなか自分の子供がどの程度できているのかがわかりにくいのですが、中学校へ入ってからこんなはずでなかったといって塾へ通いだす生徒さんも多いのが現状です。その是非はありますが中学受験はそれを解消する一つの手段です。中学受験をする(した)生徒は成績が良くも悪くもはっきり数字になってあらわれるので自分の実力はもとより、今何をしなければならないのかがよくわかるので、将来を考えたときには合格・不合格を別にすれば中学受験はいい事なのかも知れません。小学校のうちは伸び伸びと、とそれも大切なのですが、中学受験ほどどっぷりでなくても、基礎力養成のため、あるいは小学校以上の勉強をしに少しでも多くの生徒に塾へ来てほしいと常日頃考えている私の思いを書いてみました。塾にはまだ通っていない方へのメッセージでした。塾長 齊藤稔


アバンティ通信9月号〜夏休みの終わりに・・・〜
 夏休みも残すところ数日となりました。今年も塾の自習室には塾の開校時間中、中三の受験生をはじめとする多くの生徒が頑張っている姿が見られました。長くやる人は授業の時間も合わせて毎日5〜6時間も勉強している生徒も。秋以降の成績が楽しみです。これから入試まではあと約半年ですが、その時間は今まで以上にあっという間に感じられるでしょう。これからの半年間はまさに時間との勝負、誰にも平等に与えられている限られた時間をいかに上手に使うかが合格という成功への鍵です。10月には漢字検定や、英語検定も控えています。とりわけ中学三年生にとっては、受験前の最後のチャンスとなります。ご存知の方も多いと思いますが、漢検、英検は3級以上で高校入試・内申点の加算対象となります。合格さえすれば、受験前にすでにボーナスの点数がもらえるのですから失うものは何もありません。ぜひチャレンジして合格してもらいたいと思います。来年以降に受験を控える中2以下の生徒さんも、ぜひ早めにチャレンジしてください。まだしばらくは暑い日が続きますが、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。!!塾長 齊藤稔


アバンティ通信8月号 〜丁寧に正確にゆっくりと〜
 どうやったら成績が上がるのかという質問を生徒さんから受けることがあります。成績を上げるための方法は様々な工夫によりたくさんあるのですが、基本的なことの一つは「丁寧に正確に字を書く」ということです。与えられた課題を少しでも早く終わらそうと思うのか、急いで字を書いたり、丁寧に字を書かない生徒がいます。そんな生徒さんの字は、我々教える側にとっても判別不能であるため指導が難しく、また生徒自身にとっても自分の書いた答案を確認する作業ができない大変困った字です。そういう生徒さんは結果、せっかく一生懸命やっているのになかなか成績が上がらないということがあります。例えば算数ではよくあるのが「0」と「6」、「7」と「9」の区別がつかないがために起こる計算ミスや、国語でもいったい何という字を書いたのかわからないために採点不能となり×をもらったりするなどです。そういう生徒さんへのアドバイスはまずはゆっくり丁寧に字を書こうということです。マス目や罫線を利用してまっすぐ字を書く、焦らずにゆっくり字を書くことが非常に大事です。急いで何回もやり直すよりもゆっくり一回で終わらせた方がいい。まさに「急がば回れ」のことわざ通りです。自分の書いたノートを出してみて読めない字があるあなた、字は丁寧に正確に書きましょう。 塾長 齊藤稔


アバンティ通信7月号〜教科書を読みこんでいますか?〜
 教科書は正式名称を「教科用図書」といい、小・中・高校などの学校で教科を教える教材として使われる児童生徒用の図書です。日本では学校教育の重要性を踏まえ、原則として文部科学大臣の検定に合格した教科書を使わなければならないとされています。教科書が生徒に使用されるまでには実に4年かかるそうです。まず出版社によって著作・編集されて(1年目)、文部科学省に置かれた専門家による審議会が教科書として適切かどうかを審査があり(2年目)、合格したものの中から、教育委員会や国立・私立学校の校長が使用する教科書を選ばれ(3年目)、そしてようやく実際に子供たちに使用される(4年目)。そんな教科書を生徒のみなさんは毎日読んでいますが?多くの生徒が当然読んでいると答えるでしょう。ではどのくらいの人が「毎日、真剣に教科書を読みこんでいる」でしょうか?
 教科書は若干単調ではありますが、以前のものと比べると大変カラフルで、無駄がなく読み物としても大変優れていると思います。国語や社会、理科、数学といった教科にかかわらず、教科書には小学校・中学校で当然学ばなければならないありとあらゆるものがすべて詰まっています。中間・期末テストはもちろん、入試問題は基本的には教科書から出題されますし、覚えなければならないことはすべてこの教科書に書かれています。とにかく教科書を読み込み、教科書に精通することが勉強の第一歩です。
 勉強にはインプットとアウトプットが必要ですが、物事をきちんと整理して学び、覚えるのがインプット、そしてそれが本当に自分の頭の中にあるのか、定着しているのかを確認するのがアウトプットです。試験前に問題集に取りくむ(=アウトプットする)生徒がたくさんいます。アウトプットは確かに大事なことですが、しかし問題集をとく前に必要なのはやはりインプットです。そのためには教科書を何回も読む。そして内容を確認しながら何回も読む。内容を覚えるまで何回も読む、そういった作業を経てから、問題集に取り組むことが成績を上げるためには大切だと思います。毎日使う教科書、だけど意外と読まずにいたりしていませんか?読んだとしても真剣に読んではいないということはありませんか?毎日少しづつでいいので、何回も教科書を読みこむ地道な努力を続けましょう!塾長 齊藤稔


アバンティ通信6月号 〜今やろうと思ったのに…〜
 覚えている方も多いと思いますが、一昔前に流行したテレビコマーシャル(CM)の一つに「今やろうと思ったのになぁ〜言うんだもんなぁ〜(怒)」というのがありました。これは俳優西田敏行さん演じるご主人が、奥さんに風呂の掃除を命じられた時に言うこの台詞が大ヒットした洗剤のCMです。このCMがヒットした要因はいろいろあると思いますが、そのうちの一つは誰でも西田さんの言う台詞「今××をやろうと思ったのに、先に言うんだもん(だからやる気がなくなった)」という似たような経験を誰もが持っているということではないでしょうか。休憩もたっぷりしたし、さてそろそろ勉強を始めようかと思っていた矢先に、お母さんに「ぼーとしていないで、少しは勉強しなさい!」などと大声で言われてしまったとたんに確かに勉強する気が全く失せてしまった、そんなことはきっと誰にでもあると思います。これは心理学の世界では「心理的リアクタンス理論」という理論で説明がつくそうです。心理的リアクタンスとは、「人が自分の自由を外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする動機的状態」、つまり簡単に言うと人は他人に高圧的な態度で説得を受けると(=勉強しなさいの声)、自分は自由を取り戻そうとする反射的行動として、言われたこととは逆の行動に出たがる(=つまり勉強したくなくなる)とのことです。なのでこの理論を基にすればお母さんの「勉強しなさい!」の声は子供を勉強に向かわせるどころか、全く逆効果なわけです。勉強をしてもらいたいから言うのに、子供の心理状態が全く逆になってしまうとはなんとも皮肉なものです。そんなわけで今日のまとめです。「勉強は言われる前にやろう。」人から言われる前に勉強を始める、そんな心構えが大切なようです。塾長 齊藤稔


 アバンティ通信5月号〜ゲームに集中できる子は勉強もできる?!〜
 勉強は嫌いだという人はいても、ゲームは嫌いだという人はめったにいないと思います。「ゲームなら何時間でもできるのに、勉強は5分と持たない」、そんな人も多いのではないでしょうか。そんなゲーム好きの方に朗報です。ゲームに集中できる人は、実は勉強もできるようになるんです!パズルゲームであれRPGであれゲーム進めていく上では「どうしたらこの敵を倒せるのか」「どうやったら次のレベルに到達できるのか」を一生懸命考えながらゲームをしていると思います。ここがゲームの楽しさであり、わくわくするポイントだと思うのですが、これと同じことが勉強にも言えるのです。(数学)を例にとると、問題を解くためにはまずやり方(公式や解法)を覚えます。(=ゲームで言うと武器やお金を集めて強くなる)そして身につけた知識で問題をたくさん解き、その知識を定着させる。(=様々な敵と戦い、経験値を稼ぎレベルアップ!)次に中間・期末などのテストにチャレンジする。(=ボスと戦いステージクリア!)最後に待っているのが入試のテストです。(=最強のラスボスと戦う!)これをクリアすることにさらに次のレベルや新しいゲーム(=進学)に進むことができるというわけです。ゲームを始めてすぐの段階で、ラスボスなどの強い敵を倒すには無理ですし、もしそんなことができてしまうならば、そのゲームは面白くありませんよね。勉強も同じです。最初は易しい問題(=レベルの低い敵)からやっつけ徐々にレベルアップしていけばいいのです。皆さんも毎日少しずつ敵を倒して(=毎日コツコツ勉強して)、最後のラスボス(=入試などのテスト)を倒せるまでしっかり経験値をつんで下さい。勉強は苦手だという人でもゲームなら集中できるという人は、ぜひ勉強に対する見方を変えるべきです。そのゲームに対する集中力で勉強に取り組めば間違いなく成績も向上します。塾長 齊藤稔


アバンティ通信2015年4月号〜高得点をとる勉強のやり方とは〜
 以前にも書きましたがテストで高得点をとるということと頭の良し悪しはあまり関係ありません。ではどうしたら高得点をとるとができるでしょうか。大事になってくるのはやはり勉強の仕方です。長時間勉強するのに越したことはありませんが、同じ時間勉強をしていても取る点数に差がついてしまうのはやはり勉強のやり方がうまくないからです。勉強には理解することと覚えることがある(2013年9月)と言いましたが、それをしっかり意識して、理解する作業と、覚える作業をすることです。またあちらこちら様々な問題集に手をつける人がいます。たくさんの問題に取り組むということではいいことのですが、できる問題だけを何回もやるだけではあまり意味がありません。いつも生徒に言うのは「1+1=2」を何回やっても意味がない、「山」「川」などの書ける漢字を何回書いても無駄だということです。大事なのは自分ができない問題が何かを発見し、それをできるようになるまでやるというのが本当の正しい勉強です。ですので、一冊の問題集をすべての問題がきちんとできるようになるまで徹底的にやりましょう。アバンティではすべての○付けを赤ペンと青ペンの二色でしていることはご存知と思います。これはただテキストの見栄えを良くするためではなく、どれが自分でできた問題で(赤ペンで○)どれができなかった問題か(青ペンで○)をはっきりさせるためです。テスト直前になれば青ペンで○がついているものだけをやればよい、そういう配慮をしています。アバンティが出す宿題プリントもそうです。「弱点対策問題」とあるプリントはすべて過去に自分が間違えたことのある類の問題です。何がわからないかを発見し、それができるようになるまで繰り返し勉強する、これが正しい勉強スタイルではないでしょうか。塾長 齊藤稔


アバンティ通信2015年3月号〜エビングハウスの忘却曲線〜
 皆さんは「エビングハウスの忘却曲線」というのをご存知ですか?19世紀のドイツ人心理学者エビングハウスの研究によると、「人は覚えたものを、20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れ、一週間後には77%を忘れる!!」そうです。簡単に言えば、どんなに一生懸命暗記しても次の日には70%のものを忘れてしまっているということです。このことはどんなに頭が良かろうが悪かろうがあまり関係なくすべての人に当てはまるようです。エビングハウスによると「人間は物を忘れる動物」、だから人がものを忘れるのは当たり前、と考えたほうが間違いないかも知れません。ではどうして成績に差ができるのか。それは繰り返す頻度とタイミングの問題です。忘れても忘れてもあきらめず何回も覚えることが、ものを覚える際のこつです。次に大事なのが暗記をする時間帯やタイミング。記憶が効率よく定着するのは睡眠時とのことですので暗記をするのは寝る直前にやるのが効果的です。夜、布団に入ったらゲームや音楽なのではなくたくさんのものを覚えなければならない社会や理科の用語集や、英単語帳などを眺めましょう。また勉強した次の日に必ずもう一度復習することも大事です。皆さんもエビングハウスの忘却曲線を生かして効果的に成績を上げましょう。 塾長 齊藤稔


アバンティ通信2015年2月号〜勉強したくない時は…〜
 今年も早いもので受験シーズンがやってまいりました。この時期になるとさすがに勉強もせずに、漫画やゲーム、テレビそして携帯ばかりやって時間をつぶしている受験生はいないと思いますが、受験はまだまだという中2以下の生徒さんたちにも、今のこの時期の受験生の気持ちになって常に勉強をしてもらいたいと思います。さて今までも何度か「勉強する気にならない」という生徒にそんな時にはどうしたらよいかというアドバイスを書いてきましたが今回もまた二つほどご紹介したいと思います。私が実際にやってきたことですが、一つ目は「5分や10分といった短い時間だけでいいから勉強をしよう」ということです。いきなり勉強を一時間や二時間できればいいのですが現実にはなかなかどうもそうはいきません。そこでまずは5分だけ10分だけ勉強しようということにして勉強を始めてみるのです。当たり前ですが物事はスタートしなければ始まりません。勉強も同じです。とにかく短い時間でいいのではじめてみる、そしてできた自分をほめる、どうしても続かなければストップし、また新たな気持ちで5分、10分間だけやろうと再スタートしてみる。これを繰り返すことで結果的には長い時間勉強できるようになると思いますかいかがでしょうか。二つ目は「できるだけ簡単な教科・課題・問題がから取り組んでみる」ということです。誰でも最初から難しい問題に取り組もうとするといやになってしまい勉強はなかなかはかどりません。そこであて簡単な問題からスタートし徐々に難しい問題にチャレンジしていくのです。もし問題が難しくてストップしてしまったら?一生懸命考えてもわからなかったその時には、答えを書いて終わりするのではなく、あとでしっかり塾の先生に聞きましょう。(^o^)丿 塾長 齊藤稔


アバンティ通信2015年1月号〜最後まであきらめない〜
 多くの生徒が成績を上げようと努力していると思います。しかし成績を上げるのはなかなか簡単なことではありません。その理由は簡単です。他の生徒も成績を上げようと同じように一生懸命努力しているからです。ですので、人並みに勉強しているだけではなかなか成績は上がりません。それではどうしたら上がるのか。いろいろありますが二つの点について考えてみたいと思います。まず一つ目は勉強の量です。勉強する時間と言い換えてもいいかもしれません。一般的に毎日1時間しか勉強しない人は毎日2〜3時間勉強する人にはかないません。週に1〜2日しか勉強しない人は毎日勉強する人にはかないません。勉強を自分が毎日どれくらいか考えてみましょう。勉強時間が少なくては成績は上がりません。ちなみに中学生の一日の家庭学習の平均時間は87分(ベネッセ調べ)だそうです。次に大事なのは勉強の質です。勉強をしているといってもただ机に座っているだけでは勉強とはいえません。正しい勉強方法がわかっていますか?細かいことは省略しますが勉強には@わからないことをわかるようにする勉強(問題を理解する勉強)と、A知らないことを覚える勉強(いわゆる暗記)があります。どちらも大事です。バランスよく理解と暗記の勉強をすることが大切です。それでももっと上を目指すにはどうするか?それはとにかくあきらめずに継続することです。継続できる人は最後に勝ちます。最後に野球の神様、ベーブ・ルースの名言を送ります。「あきらめない奴には、勝てないよ。By Babe Ruth 」塾長 齊藤稔