コラム “なぜあの子は成績が上がったの?”
塾長のコラムです。日ごろの指導の中で気づいたことを文章にしてみました。

2017年 

アバンティ通信2月号 〜受験生に贈りたい名言〜
 受験の時期がだんだんと迫って来ました。そこで今月は少しでも受験生の力になればと思い、「受験生に贈りたい偉人の名言」をいくつか集めてみました。
 まずは発明王のトーマスエジソンの言葉、「楽しみに学ぶのがベストだ。」 なかなか余裕を持って楽しみながら勉強することは難しいですが、そういう気持ちを持って前向きに取り組みましょう。
 「一方は『これで十分だ』」と考えるが、もう一方は『まだ足りないかもしれない』と考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。」 これは松下電器創始者、松下幸之助の言葉です。「もういい」ではなく「もう少し」の気持ちで最後まで粘り強く努力を続けましょう。
 「人に勝つより自分に勝て。」これは近くの八柱霊園にお墓のある柔道家、嘉納治五郎の言葉です。常に相手と勝負をする柔道家の言葉が「敵は相手ではなく自分だ」というところが面白いですね。
 また出展は不明ですがこんな言葉もありました。「どういう人が試験に落ちるか。まず、志望しなかった人。次に、あきらめた人。出願資格がなかった人、願書出さなかった人、試験日程間違えた人、健康管理できなかった人、試験会場までたどり着けなかった人、カンニングがバレた人。最後に、点数が足りなかった人。」最初の方は当たり前と思いますが、最後のあたりは心に刻んでおく必要がありそうですね。
 最後に漫画から。「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」はじめの一歩という漫画の鴨川会長の台詞です。受験は運もあるとは思いますが、真の実力がまずは大きな武器になります。
 「天命を尽くして人事を待つ」やるだけのことは精一杯やった上で、神様の力もおかりしましょう。精一杯努力を重ねた皆さんの合格を信じています。塾長 齊藤稔


アバンティ通信1月号 〜結果と過程どちらが大事?〜
 12月も半ばを過ぎ受験まで残すところの日が少なくなってきました。受験生は日々一生懸命勉強していると思いますが、迫り来る受験については心配事も尽きないと思います。受験に限らずよく議論されるのが「結果(ゴール)」が大事か、「過程(プロセス)」が大事かということです。例えば受験勉強で言えば、「受かってしまえば何でも良し」なのか、「たとえ合格できなくても努力したこと(すること)」が大事なのかということです。この件については、人によりいろいろ意見の分かれるところですが、私の意見としては、合格することは確かに重要なことなのですが、「結果(ゴール)」よりも「過程(プロセス)」の方が大事だと考えています。目標を持ってそれに向かって努力する。そして少しずつ人間として成長していく。その積み重ねが結果を作る。そういう過程(プロセス)が大事だと考えます。「努力せずに落ちる」のは論外ですが、極論を言えば「努力せずに受かる」よりも「努力して落ちる」方がよっぽどいいということです。(私から見れば)あまり努力をせずになんでもできてしまう子が希にいます。そういう生徒を見るにつけ果たしてそれでいいのかと思うことがしばしばです。それではできることしかやらず、できないことはやらないか後回しにしてしまう姿勢を生んでしまうからです。残念なことに、世の中には努力をせずにできてしまうことが良いことだという、すなわち「努力不必要論」なるものなどもあるようですが、私としてはしっかり頑張った上での成功こそが真の成功と考えています。皆さんはどうお考えでしょうか?塾としても私としても、もちろん「最大限努力して受かる」これが一番の理想だというのは言うまでもありません。受験生の皆様、最後まで一緒に頑張りましょう!! 塾長 齊藤稔