前年度 こども英会話教室
アンケート結果ご報告
保護者の皆様、アンケートにご協力ありがとうございました。
おかげさまで子供達の様子を知ることができ、皆様のいろいろな意見を聞くことが出来ました。ここで、アンケートの結果を皆様からの質問、疑問にお応えする形で発表したいと思います。
<こども英語会話教室の感想>
圧倒的に「子供達がお教室に通うことを楽しんでいる」という意見でした。とても嬉しく思います。ありがとうございます。あと複数でいただいたのが、少人数で良い、月謝がリーズナブル、雰囲気が良い、お教室にいくこと宿題をやることを楽しんでいる、内容が充実している、講師、他の子供達とのコミュニケーションを楽しんでいるという意見でした。それとは逆に少し難しいと言う一部の意見もありました。
“楽しみながら英語を学ぶ“というのが、アバンティの最大の目標であるので、その点ではこのアンケート結果からクリアしていると思われます。私のほうからも、子供達が楽しんでいるというのは、子供達の顔を見ていればわかるもので、いつも子供達の笑顔が見られるように努力しております。英語は将来必要とされるもの、より多くの子供達に習ってほしいとの考えから、お月謝に関しては保護者の方にも満足していただけるお月謝以上の効果を出すことをめざして設定しています。
<MATメソッドを取り入れてからの興味の変化>
興味の変化があったという意見が約80%でした。MATメソッドの成果があったということが現れていて、うれしく思いました。前より楽しくなった、お家で単語や文で言葉を言ったり、簡単な会話が出来たり、宿題を率先してやるようになったというように変化があったようです。他には兄弟で楽しく話すとか、スティッカーをもらえるのがうれしく頑張るなどありました。
この変化はMATメソッドにより、頭に残っている英語の量が多くなり、自分で言えることが多くなって、自信が持てていることの現れだと思います。レッスンのうちの80%を(子供達が) 自然な速さで英語を話すこと、そして、子供達同士で会話をすることで、違う言語を話せるという楽しさを知り、楽しく学ぶことが出来るからだと思います。
<子供達の家での様子>
約50%の人が宿題を嫌がらず自分から進んでやり、楽しくやっている、頑張っている、ということでした。そしてその内容を自分で何とか理解しようとする様子や宿題をやる時間が短くなった(理解が早くなったので)と言う子供達も何件かありました。子供達がレッスン内容を話してくれたり、知っている曲を、聴いたり、会話の中で単語を言うという子供達もいました。またその反対に、宿題が難しいので時間がかかる、あまり話さないという子供達も1−2件ありました。
宿題を楽しいと思ってもらえる背景には、子供達がよくわかっている、自信を持って出来るということが挙げられると思います。子供達には個人差や年齢差があり、単語や文を書く場合には読める、読めないということも宿題をやる前提なので、英語の宿題に関しては、(書くものは特に)必ずしもすぐにやらなくてはならないとは思っていません。国語や、算数とはちがって、英会話は必ず学ばなければいけないものではありません。無理をして嫌いになるよりは、楽しんで出来る気持ちを大事にしたいと思います。一応の宿題範囲は出しますが、後は生徒のやる気と、自信に任せて進ませていって欲しいと思います。子供達は“分かる”と思えばやりたくなるものです。私はいつも“出来たらね、出来るだけでいいよ、読めたらやってきて”といっています。保護者の方には子供達の宿題に対しては、少し声かけしてもらって、うまく興味を引き出してもらって、できる範囲でやってもらいたいと思います。それでも分からないと思った問題でも、少し進んだ後には、簡単に思えて書けるようになると思いますので、あせらず子供達が出来ると思ってやる気になるのをほんの少し待ってあげてください。確実に分かっていることは、子供達は少なくとも、その日やっていることは、聞いてわかるし、自分でも言える、話せるということです。会話は出来ます!読む、書けるようになるのはそのあとで良いのです。(日本語でもそうですよね。)
家ではあまり話さないという意見がありましたが、話すという意味が単語をただ言うだけなのか、会話として話さないという意味なのか分かりませんが、どちらにしてもそれは家で英語を話す人、一緒に英語で遊ぶ人がいない限り、難しいと思います。子供達の英語の実力を早く上げたいと思えば、お家で保護者の方が出来ることは英語を聞かす時間を増やすことに尽きます。テキストのCD-ROMで遊んだり、英語の童謡、音楽を聞いたり、テレビ番組でも二重音声の英語にしたり、映画を字幕スーパーで観るとか、(できる方は発音を気にせず)本の読み聞かせ、英語のカルタを読みながらやるとか、ただラジオの英語番組を流すだけでも良いのです。子供達の耳は他のことをやっていても聞いていますから。そして子供達の耳は言語を聞き分けられるので、日本語がおかしくなるということもありません。
<実力について>
圧倒的にあがったという結果で約90%の子供達が英語の実力が上がったようです。(わからない+悪くなった10%)その理由は *英語の発音が良くなった、*単語を読めるようになった、*アルファベットが書けるようになった、*一人で英語の歌を歌っている等が複数ありました。それ以外では、*センテンスで話すようになった、*英語のテレビを見て少しはわかっている様子、*英語で質問すると答えが返ってくる、*前回聞いてもわからなかった事をしばらくしてもう一度聞くと答えられた、*自分ひとりで宿題をこなせる量が多くなった、*自信がついて積極的になった、*CDの聞き取りが出来るようになった、*宿題の答えが間違っていない時にわかる、*単語だけの理解から、文の理解に広がった、などでした。
発音が良くなったというご意見に関しては、理由のひとつに、(講師自身気をつけていることですが)お教室に入ったらオールイングリッシュで、(どうしても必要なとき意外は)日本語で話さない、決して不自然にゆっくりな英語では話さず、英語圏で使われる日常会話の速さをそのままに、そして子供達にもその速さで話させているからではないでしょうか。大人になったら難しいことかもしれませんが、子供達は素直に、そのままの速さで理解しようとしてくれて、またそれを言えるようになるのも速く上手にまねできます。
アルファベット大文字と小文字を書けるようになるのも読めることが前提で、個人差があるので、アバンティでは、ピーチクラスが終わるぐらいから、アップルクラスに入って2-3ヶ月ぐらいまでに、またはスタータークラスが終わるまでに書けるようになれば良いと考えています。レッスンでは、聞く、話すを中心にやりたいので、どうしても書くほうはお家での宿題ということになります。保護者の方には、“What’s this?”と聞いて読めることを確認してもらって書き順も含めお手伝いしてもらえるとありがたいです。
子供達は週一回のレッスンで最初は分からない、首をかしげた状態が多いですが、半年から1年たつと、(個人差、年齢差はありますが)英語オンリーのレッスンでも講師が何を言っているかだいたい分かってくれるようになります。2年たつとほとんどわかるようになりますし、簡単な質問には恥ずかしがらずさっと答えてくれるようになります。第二言語習得には、その国に住まない限り、時間がかかります。それは4月号09のアバンティ通信にも書いてありますが、保護者の方には長い目で見てほしいと思います。子供達の実力が時間の差こそあれ、少なくとも着実に上がっていることは確かです。
<Ms.Nanaについて、アシスタントの先生について>
次のようなコメントをいただきました。ありがとうございます。
(複数)子供達を楽しませている、ゲーム等工夫している、同じ年代の子供を持つ母親なので安心、やさしい、子供が人見知りでなくなった、信頼している。
(その他)日米双方の日常生活、教育等の事情に精通しているので安心、ていねいな指導、発音がいい、慣れすぎて子供達がふざける様子が見られる
講師が子供に好かれて、レッスンが楽しければ、子供達はついてきてくれると信じています。
<お家で英語を聞く、見る、する時間>
皆さんいろいろとされていますね。CD,DVD,CD-ROM等を聞く、車や家の中でCDを聞く、英語のテレビを見る、アバンティの宿題をする、英語の絵本の読み聞かせをする、テキストのCD-ROMを聞く等を、一日30分〜1時間というのが18%、10〜15分が 55%で、逆に英語に触れさせる時間がないというのも18%でした。
家での様子のところでも述べましたが、お家で英語を聞く時間が多ければ多いほど、聞く力はつきます。毎日15分〜30分でもいいですから英語を聞かせてあげてください。
<その他ご質問、意見、希望等>
Q:本人は楽しいといっていますが、実力が付いているのか不明です。どのくらい答えて、質問を理解しているのか実際に聞いて見たい気もします。
A:実力に関しては児童英検(アバンティでの次回実施は6月です)を受けていただいて、ゼロから始まった子供達が、どの程度実力が付いているかみて頂きたいと思います。あとはぜひ、レッスンの様子を見にきてください。いつでも大歓迎です。中に入って見学してもらっても構いません。
Q:聞くことはある程度出来ているようですが、英語の文章を読むことがほとんどできずいつも宿題で苦労をしています。耳から入る言葉と目で見る言葉がいつかは一致するのでしょうか。
A:(テキストLet’s Go 1クラスについて)結論から言えば、まだ英語で言うところの“読み”は出来てはいません。でも少しずつ聞けて、読めた単語または文は書けるようになってきています。単語はまずフラッシュカードで覚えますが、そのカードの下には英語で書いてあります。子供達は知らず知らずのうちにその英単語も見ているので、しっかり覚えた後では、絵を見なくてもその英単語が何かは分かっていて言う事が出来ます。でもそれは文字をイメージでとらえているので、スペルが分かるということとは違います。文については、レッスンで、一部ホワイトボードに書き(例えば、“I can〜”)カードをフリップしながら、単語を変えて文を言っていく(例えばI can fly a kite, I can jump rope, I can ride a bicycleなど)練習をしていますので、レッスンの間に文として、読めるようになります。ワークブックの練習は単語や文を見慣れれば、読めるようになりますが、個人差があります。しかし読めるというよりはまだイメージとして見える、分かるということで、実際読めるようになるには、フォニックスを習ってからということになります。フォニックスとは(今までの日本の英語教育では使われてきませんでしたが英語圏の子供達は幼稚園から小学校一年生の間に習います。)アルファベットひとつひとつには音があり、それを覚えれば、法則により、意味がわからなくても、ほとんどの英語が読めるようになるというものです。アバンティではその基礎はどのクラスでもやっていますが、本格的に読みを始めるのは理想的にはテキストLet’s go 1の途中からです。
Q:一人ずつ話す機会を増やして欲しい。
A:一人ずつみんなの前で話すことは毎回少しづつですが、生徒同士で話すのはレッスンの時間の半分以上を使っています。
Q:小文字を書くのはまだ難しいようなので、宿題も一緒に書いたりすることがあります。
アルファベットを書くのを適当にやっていることが多く、書くほうももう少しやって欲しいです
A:書く方にも少し時間をかけたいのは山々なのですが、50分という短い時間の中では、その時間を聞く、話すに重点を置きたいと思いますし、子供によって、読める-読めない、書ける-書けないの差がかなりあるので、お家での手助けは不可欠になります。定期的にワークブック等を預かり、注意書きをしてお返ししますので、よく読んで直していただき、あとは個人的に対処したいと思います。レッスンの前後にいつでもご相談ください。
Q:外人の先生がいても楽しかったから、また来てもらいたい。
A:日本人の先生と外国人の先生で、という当初の考えとは違う体制になってしまい、大変申し訳ないと思っています。外国人の先生に関しては前にやっていただいた先生も何人かいましたが、法制面や条件面での折り合いがつかないこと、またこちらが望むような指導ができる先生の確保が難しいことなどから、なかなか決まらない状況が続いています。しかし外国人講師の必要性は感じておりますので、引き続き何らかの形で採用できるよう努力をいたします。
Q:予習復習が出来るように事前にテキストのページを月単位とかで教えて頂けると、もう少し家でも準備していけると思います。
A:はい。予習をしてきてもらう点から考えるともちろん必要なことですよね。対処いたします。
Q:宿題の内容を子供に聞いてもはっきりと答えが返ってこないので、連絡ノートなどに宿題について子供に書かせるようにしていただけると助かります。
A:Workbook、Skillbookの宿題はページと、番号等をホワイトボードに書くようにして、子供達にも丸をするように声をかけています。ちなみにWBはワークブック、SBはスキルブックです。もし分からない場合は、 msnana@avanti-abc.com にメールを下されば、私の携帯に転送されるので、すぐに対処できると思います。
子供達が英語を話せるようにしたいと純粋に思い、自分の英語習得経験を生かしてこれからも努力してまいりますので、ご協力お願いいたします。
Ms.Nana